教育学部研究紹介2020
16/44

14 私たちは皆、社会の中に生きて生かされています。その社会について学ぶ「社会科」の意義は、いわば「空気」のようなものかもしれません。社会科は教える側にとっても難しいと言われますが、だからこその面白さも味わえる科目です。本コースでは「社会科の背景にある多様な学問分野を幅広く学ぶこと」「それを教材や授業に生かす視点を磨くこと」の両者を大切にし、社会科の本当の楽しさを理解し伝えられる教員の養成を目指します。社会教育コース教授関せき 良よし徳のり【研究分野】法哲学、法理論、法教育【研究テーマ】ミシェル・フーコーと法に関する哲学・思想的研究/法教育に関する理論的研究  著 書:『フーコーの権力論と自由論 ―― その政治哲学的構成』共著書:『問いかける法哲学』、『セクシュアリティと法』、『法思想の水脈』、『現代社会思想の海図』、『現代法哲学講義』、『岩波講座 憲法Ⅰ』、『「法」における「主体」の問題』、『近代法とその限界』、『法の他者』など論 文:「ネオリベラリズム統治と法」、「法教育における教師と弁護士の協働 ―― 信州モデルとその理論化のための試論」、「法教育と法批判 ―― 解釈法社会学による法批判教育の再構築」、「フェミニズムとフーコーの政治」、「法・規律権力・抵抗―― M.フーコーから法と権力を考える」など翻 訳:B. Golder & P. Fitzpatrick 『フーコーの法』(監訳)、P. Stein 『ローマ法とヨーロッパ』(共訳)など社会科教育コース教授廣ひろ内うち 大だい助すけ【研究分野】自然地理学、変動地形学【研究テーマ】日本や東アジアの地形発達史研究/活断層の活動特性の解明/防災教育や地域防災研究 著書:「ハザードマップの活かし方」(共著)論文:「糸魚川―静岡構造線北部に出現した2014年長野県北部の地震(神城断層地震)の地表地震断層」/「長野県神城断層地震が提起する活断層評価の問題」/「活断層地震災害にどう備えるか-活断層情報とその活用」/「市民活動を通じて水害被災地域に構築される新たな災害文化」/「Hrizontal and vertical variation of 2004 Indian tsunami deposits: an example of two transects along the western coast of thailand,Marine Geology 239」/「完新世における阿寺断層帯湯ヶ峰断層の断層活動,活断層研究27」/「1586年天正地震と阿寺断層帯の最新活動」ほか教授松まつ本もと 康やすし【研究分野】 教科教育学、社会科教育【研究テーマ】問題解決学習論/情報化社会と社会科教育/自律的学習法/主権者教育 著書:「社会科教育40年-歴史と展望-」(共著)、「社会科教育の歴史と展望」(共著)、「高等学校の社会史」(共著)、「現代社会科教育論」(共著)、「社会科授業の理論と展開」(共著)、「日本と中国-若者たちの歴史認識-」(共著)、「個を育てる教育実践の筋道」(共著)、「学校教育の再構成をめざして」(共著)、「新訂生活科授業研究」(共著)、「社会科教育実践ハンドブック」(共著)、「子どもとともに育つ『技』」(共著)、「新社会科授業作りハンドブック」(共著)論文:「連想語に見る『平和意識』の発達(1)」、「大学における生活科授業のパラダイム」、「問題解決学習における子どもの『学力』」、「情報化社会の問題解決学習」、「高度情報化社会における社会科教育の課題」

元のページ  ../index.html#16

このブックを見る