昨年度の行政法務実習は「松本市への再生可能エネルギーの導入支援策と自然への配慮」について、実際に業務を行なっている松本市役所の方から直接お話を伺い、松本市に適する再エネは何か、それによりどのような自然への影響が考えられるかを実習生で話し合い、条例案や要綱案を作成しました。作成は簡単なものではありませんでしたが、講義で学んだ知識としての法律を、実践に移すという座学ではできないことを行政法務実習を通じて経験できました。伊藤 めぐさん (2018年度卒業)塩尻市役所専門教育で学んだ成果を現場で確認、体験を通じて知識を定着させる実践、実習系科目を多数用意、専門家も受講したがる実習が特徴です。授業の実習度Feature 5現場に出る、実践してみる。私は、実習系科目のうち、「裁判法務実習」という授業を履修しました。「裁判法務実習」は、履修者が、検察側・弁護側にそれぞれ分かれ、本職の検察官・弁護士の方にアドバイスを頂きながら、模擬裁判としての公判を一通り経験できる授業でした。講義形式の授業では、法律について学びますが、漠然とした理解にとどまっていると思います。一方、実習系の授業では実際に法律を使って問題を解決していくので、理解度が深まりました。このように実習系の授業で貴重な経験できるのが信州大学の魅力の一つだと思います。宮崎 元達さん(総合法律学科 4年生)学生VOICE先輩VOICE9
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