vision2030
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56あらゆる変化に柔軟に対応できる大学運営の推進刻々と変化する人材需要に応じた教育研究組織の再編、高度職業人材の需要に応じた大学院規模の拡大を行います。また、先鋭的研究を支援するための学内共同施設や産学連携を促進するための体制の充実を図ります。さらに、それらを支える事務組織も合わせて充実させます。⑴社会環境の変化に応じた 柔軟な組織運営をします。効率的な組織構築と信州大学の強みを通して、科学研究費補助金等の競争的資金や、企業との共同研究等の民間資金の投資を獲得します。また、同窓会との連携強化、一般の方々からの寄附、新たな基金の創設などを通し、地域から財政的に応援していただく体制を整えます。それらの資金により、先端研究への投資による研究の充実、独自の奨学金制度の設置等による教育の充実を図ります。各教職員の得意分野を活かした業務内容の見直しを行い、個々の教職員の力を引き出します。働き方改革により職場の魅力を高め、優れた教職員を確保します。特に、女性教職員、外国人研究者,若手研究者の支援を充実させます。さらに、教員の教育・研究力を高めるために、適切な業績評価システムを構築します。⑶個々の教職員が力を十分に発揮するための 人事給与マネジメントシステム改革を推進します。既存施設・設備を有効に活用するために、未来を見据えた「インフラ長寿命化計画」に基づく個別施設計画を策定し、中長期的な観点からマネジメントします。一方で、省エネ、バリアフリー、防災拠点、ICT活用教育等の新規な需要に対しての投資を積極的に行います。また、広域交通ネットワークの充実(リニア、高速道路)を見据えたキャンパス整備を行います。⑷持続可能なキャンパス環境を整備します。産業、医療、教育等、長野県内の自治体・企業等の多様なニーズに積極的に応える体制を整えます。産業面では、県内企業や研究機関との連携を深め、地域イノベーションの拠点となります。医療面では、医療人の偏在を解消し、適切な情報提供を通して地域住民の健康を守ります。教育面では、県内の人材需要に応えるために、学部・大学院教育の充実、生涯学習・社会人学習環境の充実を図ります。⑸長野県内の自治体や企業との連携を 強化します。⑵教育・研究の充実のために、 多様な財源を確保します。大学病院として高度医療および先進医療を安全に提供する長野県内唯一の特定機能病院として、医療の最後の砦でしか行えない高度医療を提供します。また、先進医療を積極的に取り入れ、今まで行えなかった最新の医療を提供します。さらに,先進医療の開発促進に力をそそぎ,その成果を長野県から世界に発信します。⑴地域の拠点病院として、高度医療および 先進医療を提供します。長野県内最大の医療教育機関として、生涯学び、分担された医療を適切に提供できる医療人を育てます。最新の医療情報を取り入れ、自らも患者さんから学ぶことで臨床研究を行い、医療安全を医療の中心に考えられる医療人を育てます。さらに,自ら推進した良い医療を国内外に広く発信できる人材を育てます。⑵長野県内の医療人を育成する拠点として、 生涯にわたり患者さんごとに適切な医療を 提供できる医療人を育てます。ひとりの患者さんの医療情報を複数の医療機関で共有でき、一つの病院だけでなく地域全体で診療するシステムを構築します。病院、診療所、介護施設などが、それぞれ得意とする治療を行うことにより、患者さんの生活の質をより向上させます。⑶地域医療において、入院から在宅医療まで 切れ目のない医療の実現を目指します。元気で長生きするために、食生活の改善、適切な運動方法、よい健康診断の受け方、正しい医療機関の受診方法など、健康増進に役立つ情報を県民、市民の皆様にお知らせします。県内各地で行われている医療に関する調査研究も継続し、長野県に合った健康法を追求します。⑷人生100年時代を迎え、健康寿命を延ばす 情報を提供します。大学運営医療

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