vision2030
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34持続可能な進化型社会連携長野県内に点在するキャンパスで培った実績を活かし、課題解決のための連携プラットフォームをデザインすることで、市民・自治体・企業・大学などセクターを越えた多様な主体が集まれる共創の場を作ります。また、サテライトキャンパスを設置し、ICT,ビッグデータを活用して地域の産業ニーズや潜在的な社会課題を把握し合うことにより、イノベーティブな共奏関係を築き、問題解決にあたります。⑴『Co×Creation、Co×Production、 Co×Innovation』により、 信州全域を未来創発の場にします。幸福度という言葉に代表されるように精神的なコトの充足が求められる社会が到来しています。このような社会変化を見据え、市民・社会の生活の場からイノベーションを創出する「信州リビング・ラボ」構想を進め、住みたい県でありつづけるためのモノ・コト・ヒトづくりを推進します。多様な人々と連携することで、UIJターンのきっかけをつくり、また信州が持つ価値再発見に努めます。多様な人材が意見をぶつけ合い成長できる機会を設け、地域課題に取り組む経験を積ませる「信州アカデミア構想」を推進します。学生には起業経験、社会人には個人をアップグレードするリカレント教育を行い、信州の地域的な課題に対応できる人材を積極的に育成します。それらの人材が、人的/物的交流を促進する次世代モビリティシステムや、知的交流を進めるコミュニケーションテクノロジーなどを活用しながら、地域の課題解決に取り組むことができる社会を実現します。 VUCAの時代を乗り越えていくためには、社会全体で成長する「システム」を構築することが必要です。百年千年つづく文化/文明を創り出すことが社会的に重要と考え、社会変革のための新しい価値を創造します。また、それらを生み出すためのイノベーションが起こり続ける循環型社会形成を信州大学が牽引し、社会を構成する人々が活躍する地域づくりを行います。⑶「創造力」だけではなく「実行力」のある ドゥタンク人材の育成を推進します。⑷地域未来変革の駆動力となります。⑵モノ・コト・ヒトづくりから、 信州の価値を高めます。リビング・ラボ:市民・社会を中心に据えて、ものづくり・サービス・政策等を創り出す新しいイノベーション創出の考え方。ドゥタンク:特定の問題解決に向けたアクションを起こしていく実践集団。VUCA:Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(あいまいさ) という4つのキーワードの頭文字から取った言葉。【用語説明】コア・コンピタンス:他機関に真似できない核となる能力・技術。【用語説明】信州エクセレンスをグローバルに繋ぐハブへ多様な国々の大学や研究機関等と戦略的な学術連携パートナーシップを展開し、学術交流活動が活発な協定校の拠点化を進め、拠点を中心とした特色ある教育研究プログラムを推進・強化し、教育・研究の質の向上とグローバル人材育成に貢献します。⑴海外の教育・研究機関との連携を強化し、 海外拠点を中心とした学術交流を 活発に展開します。より一層地域(行政、経済界、産業界、農業界等)と連携して課題解決に取り組み、地域と共に進める事業を海外にも展開します。この際、本学や地域が持つ技術や知見、人材、ネットワークなどを最大限に活用し、イノベーションにより新たな価値や強み、魅力を生み出し、本学と地域のコア・コンピタンスにします。グローバルに通用する広報活動を展開し、本学及び地域の取り組みや魅力に関する最新情報を効果的かつタイムリーに発信します。この際、「信州」という地の利・ブランドを最大限に活かし、グローバルなプレゼンス向上に努めます。⑶本学の教育・研究、地域連携などの 特徴や魅力を、グローバルに発信します。海外拠点を活用したリクルート活動や入試・教育方法の改革により、優秀な留学生獲得に努めると共に、留学生が受験・学習しやすい体制の整備・充実を図ります。地域と連携して、海外の研究者・留学生が生活しやすい環境、外国人人材が地域に就職・定着しやすい支援体制を構築します。また、本学の研究者・学生の海外派遣を促進するための支 援体制を一層強化します。⑷海外からの研究者・留学生受け入れ、 本学の研究者・学生の海外派遣、 外国人人材の地域への就職支援を促進します。⑵大学や地域が有する高度な技術・知見を集積し、 イノベーションにより信州から世界への 社会実装に繋げます。社会連携グローバル

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