SHINSHU UNIVERSITY SOCIAL RESPONSIBILITY REPORT 2018-2019
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SHINSHU UNIVERSITY SOCIAL RESPONSIBILITYREPORT 2018−20195 修得する能力 養成する人材像 特色遠距離多分散キャンパスを越えた教育研究の高度化文部科学省との意見交換を通じ明らかになった信州大学各学問分野の「強み・特色・社会的役割」に基づき、2014年より信大改革に取り組んでいます。2019年には、2030年に向けた信大のグランドデザイン「VISION2030」も完成し、第3期中期目標・中期計画、その具体的施策である「PLAN the N・E・X・T 2019-2021」とともに推進されています。先鋭領域融合研究群 ➡P11グローバル化(世界水準の国際研究拠点の形成)◦年俸制、若手教員の採用→育成◦ライジングスター教員制度◦海外招へい教員の研究と授業への参画◦専任教員 131名、併任教員 132名・3つの研究所(本学の先端的・革新的研究の牽引役)・3つの特定領域研究拠点 (本学の個性と特徴ある研究を集約、強みを伸ばす)教育研究組織や学内資源配分の恒常的な見直し高い研究水準に裏付けられた高度専門職業人材育成イノベーション創出に資する理工系人材の育成入学定員の見直しに連動する教員の学系間異動(戦略的集中配置)研究重点教員大学院教育の強化学士・修士6年一貫教育グローバル人材の輩出理工系人材の輩出学術研究院(教員組織)➡P4ガバナンス改革◦学術研究院設置による、学長の全学教員人事 マネジメント、全学研究マネジメント、 予算決算マネジメント◦教員の給与制の改革◦教員人材育成制度・業績評価制度の確立ミッションの再定義に基づく人材育成の強化のための全学的改組・再編教育組織改革、カリキュラム改革◦各分野強化のための改組・再編➡P5、P6・総合人文社会科学研究科の設置(2020年度予定)・教育学研究科(教職大学院)の改組(2020年度予定)グローバル人材、理工系人材の輩出グローバル化、イノベーション創出◦世界水準の水資源工学及び先端ファイバー工学の教育分野を強化。同分野のイノベーション創出人材の育成のため、新しい理工学系の研究科へ再編 ➡P5・総合医理工学研究科(博士課程)の設置◦産学官にわたりグローバルに活躍するリーダー養成◦国際通用性ある人材育成 ➡P12・グローバル化推進センター及び国際部の設置・グローバルコア⼈材養成コースの開設医学、理工学から生命医工学にわたる幅広い学問分野を網羅する利点を生かして、専門研究分野における深い知識・卓越した技能に加えて、専門分野以外の課題を見渡すとともに自身の研究課題の社会的意義を再認識する俯瞰力、課題の本質を見抜き解決方法を見出す洞察力、専門分野近傍の課題に対して新たな知見・技術を見出す応用力と健全な倫理観を兼ね備えた博士人材を養成することを目的とし、大学院博士課程の医学系研究科と総合工学系研究科を統合再編し、総合医理工学研究科を2018年4月に設置しました。取り組み実績1大学院総合医理工学研究科の設置(2018年度実施)人類の課題解決に資する新たな領域を創生外部評価による研究所の更新・改廃・新設世界水準の国際研究拠点の形成水循環再利用(COI)➡P9ファイバー工学分野複合材料科学分野信大改革に向けた取り組み飯田南信州・飯田サテライトキャンパス長野上田軽井沢松本岡谷伊那社会基盤研究所【教育・工】先鋭材料研究所航空宇宙システム研究拠点【繊維】国際ファイバー工学研究拠点【人文・経法・理・医】バイオメディカル研究所【農】山岳科学研究拠点諏訪圏サテライトキャンパス総合医理工学研究科 改組概要設置の趣旨・背景○我が国は超高齢化に対応する医療・健康・福祉、イノベーション創出のための科学技術の開発、エネルギー確保、水資源の確保や環境保全といった課題が山積。複数分野の課題が複雑に絡み合っていることも多い。☆社会的要請が強い分野への博士人材の輩出、多くの分野が複雑に絡み合う社会的課題に対し全体最適の解決を図る人材を育成するための総合医理工学研究科(博士課程)の設置○長野県は特色あるオンリーワンの先端技術を有し、世界展開を目指す製造業が多い→より高いレベルでイノベーションを支える専門技術者の育成への要請 長野県は全国で最も早いスピードで超高齢化が進行→医療の急速な進歩や複雑化に対応できる高度な医学系人材の育成への要請、 医療・健康・福祉に寄与する分野の技術革新を目指す企業からの当該分野の 教育研究の推進への期待総合医理工学研究科の特色◆人類の福祉や持続可能な社会の実現のために、医学・保健・福祉や科学・技術の発展に 貢献できる高度専門職業人・研究者。◆世界を先導する研究に取り組む人材。◆専門分野の枠を超えた学際分野の課題に対しても積極的に挑戦する人材。総合医理工学研究科の共通的必須能力◆専門分野以外の課題を見渡すとともに自身の研究課題の社会的意義を再認識する俯瞰力。◆高度専門職業人・研究者として、科学・技術を発展させるための健全な論理観。各専攻の共通的必須能力◆各専門分野における深い知識・卓越した技能。◆各分野における課題の本質を見抜き解決方法を見出す洞察力。◆各専門分野近傍の課題に対して新たな知見・技術を生み出す応用力。【医学系研究科と総合工学系研究科の統合再編】新理工系人材の育成のため医学系研究科(3専攻)、総合工学系研究科(5専攻)を医学系(3年制、4年制)、総合理工学、生命医工学(3年制、4年制)の3専攻へ【生命医工学分野の新設】修士課程の学年進行に伴い博士課程に専攻を新設、超高齢社会の医療・福祉を支える生命医工学分野の人材を育成【先鋭領域融合研究群との連携】社会的課題に応えるために本学の世界水準の研究分野に教育研究資源を集中して設置した先鋭領域融合研究群と密接に連携

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