大学概要2019
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研究Research研究に関する目標信州大学の特色ある研究領域を結集した「先鋭領域融合研究群」(1)研究水準及び研究の成果等に関する目標(2)研究実施体制等に関する目標 独創的研究の基に本学の強みや特色である「エネルギー複合材料」、「繊維・ファイバー工学」、「水浄化・水循環再利用」、「生命科学」、「山岳科学」の分野からなる先鋭領域融合研究群を中心に、イノベーション創出に向けた研究を推進し、社会の持続的発展に貢献する。    研究者が研究を円滑に実施する体制を構築し、研究の質を向上させる。 先鋭領域融合研究群は、三つの研究所と三つの特定領域研究拠点から構成されています。 研究所では、世界の学術フロンティアの先導、データサイエンスを駆使した新しい価値創造、挑戦的新学術領域の創出及びオープンイノベーション創出を、特定領域研究拠点では、本学の特色と強みの集約、イノベーションエコシステムの創出、特色ある教育プログラムの構築および若手研究者の育成をそれぞれ主要なミッションとしています。 新しい研究群では、第I期の成果を生かし、世界最先端の研究グループと伍して戦えるよう、トランスディシプリナリーな研究を展開します。先鋭材料研究所バイオメディカル研究所社会基盤研究所山岳科学研究拠点国際ファイバー工学研究拠点航空宇宙システム研究拠点 信大が強みをもつ先鋭材料研究を進化&深化させる統合型インダストリアルマテリアルサイエンス拠点となり、ニッチフロンティアで世界に伍する研究を展開します。また、マテリアルデザインからマルチスケールモデリング、最終的にはシステム論までを俯瞰した「モノづくり日本のパラダイムシフト」の実現に資する研究を創出します。 生命科学という大きな未知の世界に独創的な方法で挑み、時を経るほどその輝きを増す価値を創造すること、異分野融合研究で世界との人材交流のコアとなり、グローバルな生命科学ネットワークを構築・発展させることを目指します。 データサイエンスを切り口に多様な分野の融合研究を進め、多文化共生を可能とする社会基盤を構築していくことを目指します。特に、地域社会の生きたデータを活用し、大学が保有する基礎理論及びシーズ技術を地域社会に実装していくことに力点を置き、地に足の着いたイノベーションを起こします。 地球規模での気候変動に伴う山岳地域における喫緊の環境問題を科学的な研究基盤に立脚して解決し、自然環境の再生、保全及び活用や防災・減災を実践することのできる山岳地域の自然環境と人間活動との融合の方策を探り、持続可能な社会の実現に貢献することを目指します。 繊維工学の基盤に始まり、生物系、材料系、機械・ロボット系及び感性系といった関連分野を包括し、ファイバー工学分野において世界を先導する研究資源を利用することで最先端の革新的繊維技術を開発することを目指します。 我が国の次代の基幹産業として期待される航空宇宙産業のニーズを指向したプロジェクトベースの研究開発を推進するとともに研究成果を社会実装する若手人材の育成をとおして地域産業の活性化と地方創生への貢献を目指します。先鋭領域融合研究群研究29

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