大学概要2019
15/80

※OPERAプログラムとはOPERAは、新たな基幹産業の育成の核となる革新的技術の創出を目指すとともに、持続的な研究環境・研究体制・人材育成システムを持つプラットフォーム形成を目的としています。JSTからの支援額(年間1.7億円程度)と、同等の民間資金を活用したマッチングファンド形式で、基礎研究から企業が参画し、研究開発費及び博士課程学生等の人件費等の拠出を通じた本格的な産学共同研究を推進するものです。信州大学は2017年現在、全国7拠点の1つに選定されています。生理学的データ統合システムの構築による生体埋込型・装着型デバイス開発基盤の創出科学技術振興機構(JST)産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)超高齢社会の日本では、加齢や病気等により失われた身体機能を代替・補助する医療機器の需要が高まっています。しかし、医療機器開発はこれまで個別に行われ、安全性や有用性及び不具合などの情報は企業及び研究機関の間で共有されず、開発に時間とコストがかかっていました。この課題を解決するために、信州大学を幹事機関とし、日本の医療機器開発を牽引する企業と研究機関が集結した「埋込型・装着型デバイス共創コンソーシアム」を形成しました。2019年4月時点で、7大学14企業が参画し、10研究開発課題を実装しています。この共創コンソーシアムでは、高度な医療機器の研究開発を進めるとともに、医療機器開発に関わる情報を集約・共有する「生理学的データ統合システム」を構築します。それによって医療機器開発を加速し、一生涯自立して生活できる社会の実現を目指します。繊維学部とモータや減速機メーカー等国内企業とで共同開発した着る生活動作支援ロボティックウェア 「curara®(クララ)」。 生活動作支援やリハビリテーション用途にも適した、非外骨格型(骨格系を利用して関節の動きを補助するタイプ)構造が特徴の動作アシストスーツで、企業や福祉機関の注目を集めています。 着る生活動作支援ロボティックウェア「curara®(クララ)」15

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る