大学概要2019
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山岳科学を通じた環境変動・防減災・生物多様性を解明する航空宇宙システムの研究開発と人材育成をとおして航空宇宙産業振興に貢献する部門紹介部門紹介地球規模での気候変動に伴う山岳地域における喫緊の環境問題を科学的な研究基盤に立脚して解決し、自然環境の再生、保全及び活用や防災・減災を実践することのできる山岳地域の自然環境と人間活動との融合の方策を探り、持続可能な社会の実現に貢献することを目指します。我が国の次代の基幹産業として期待される航空宇宙産業のニーズを指向したプロジェクトベースの研究開発を推進するとともに研究成果を社会実装する若手人材の育成をとおして地域産業の活性化と地方創生への貢献を目指します。 寒冷・高山環境に生息する野生生物の生態解明、地球規模での温暖化に対する山岳域での生物群集の動態把握と将来予測、環境変動に対する水生生態系の応答解明と将来予測に取り組み、広く情報を発信します。山岳生態系研究部門 我が国の航空機産業の中で売り上げ比率が5%程度しかない航空機装備品産業の振興に貢献するため、機体やエンジンを除く航空機装備品システムの研究開発と関連企業への技術移転を積極的に推進します。航空機システム部門 日本アルプスやヒマラヤ山脈など世界各地をフィールドとして、山地・山岳の成り立ちと変遷、それに伴う環境変動の実体を解明し、自然環境の保全、災害課題の解決と被害軽減に取り組みます。地形地質・防災研究部門 軽量・高強度複合材料の開発と機体への応用、ハイブリッドエンジン、テレメトリシステムなどのロケットの要素技術を開発し、小型ロケットの試作・打上げ実験によってこれらの高度技術を実証するとともに地域企業への技術移転を積極的に推進します。宇宙システム部門 山岳地域社会の持続的発展に寄与する重要な資源の管理と利用のため、気候変動に伴う森林への影響評価と森林生態、食資源を含む資源の把握と予測、循環利用技術に関する研究開発に取り組みます。森林資源研究部門 航空機、人工衛星・ロケットなど航空宇宙システムに共通するセンサ、電源システム、通信技術などの基盤技術の研究開発を航空機システム部門、宇宙システム部門と連携して推進します。基盤技術部門 環境変動・人間活動に伴う地圏・水圏、生態系、自然資源に関する課題の解決に貢献できる人材を、山岳科学教育プログラムを通して育成します。大学院教育・研究連携部門先鋭領域融合研究群山岳科学研究拠点先鋭領域融合研究群航空宇宙システム研究拠点Research Center forAerospace Systems第II期先鋭領域融合研究群国際ファイバー工学研究拠点山岳科学研究拠点航空宇宙システム研究拠点バイオメディカル研究所先鋭材料研究所社会基盤研究所第II期先鋭領域融合研究群国際ファイバー工学研究拠点山岳科学研究拠点航空宇宙システム研究拠点バイオメディカル研究所先鋭材料研究所社会基盤研究所SUWA小型ロケットハイブリッドエンジンの燃焼実験(宇宙システム部門)機械式ブレーキから電動ブレーキへ将来的には、運動エネルギー回生ブレーキへ航空機キャビン内で可視光通信を用いてWi-Fi等と同等の無線通信環境を提供するシステムを構築航空機室内用可視光通信システム(基盤技術部門)磁性粘性流体/うず電流ハイブリッドブレーキの研究開発(航空機システム部門)13

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