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信州大学繊維学部で実施している、リーディング大学院「ファイバールネッサンスを先導するグローバルリーダーの養成プログラム」が、当初予定の7年間のプロジェクト期間を終えて一つの区切りを迎えました。本稿では、7年間の軌跡を振り返り、修了生の生の声をお伝えします。本プログラムは、文部科学省の補助事業である「博士課程教育リーディングプログラム」の一環でスタートしました。「博士課程教育リーディングプログラム」は、優秀な学生を将来にわたりグローバルな現場で活躍できるリーダーへと導くことを目的に2013年に始まった事業で、採択された各国公私立大学が専門分野の枠を超えた博士人材教育プログラムを構築してきました。信州大学繊維学部では、国内唯一の「繊維学部」という強みを活かした、時代が求める博士人材育成を目指したカリキュラムを構築、実施してきました。現在、修了生6名が、国内外の各企業で社会人として働いています。文部科学省からの補助金は2019年度で終了しますが、信州大学は2020年度も本プログラムの実施を決定しています。 (文・柳澤 愛由)ファイバールネッサンスを先導するグローバルリーダーの養成7年間の軌跡。博士課程教育リーディングプログラム(平成25年度採択オンリーワン型)2017年7月、全国のリーディングプログラムの学生約90名が集結し、開催した「第5回全国博士課程教育リーディングプログラム学生会議」の様子。信州大学はホストとして、学生は資金集めから2日間の企画運営、広報活動などを行った。G l o b a l L e a d e r P r o g r a m 03

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