NOW121_web
17/20

162019年11月16日、信州大学全学教育機構は、信州大学サポーターズクラブとの共催で、信州スカイパーク(長野県松本平広域公園)にて、「信州大学マラソン2019」を開催しました。7年目を迎えた今年度は、北は北海道、南は島根県から233名の一般参加があり、本学の学生も含め、総勢280名余のランナーが参加した大会となりました。「信大マラソン」は授業として開講しているのが本学の特色で、参加する学生はこの大会までに、3回の集中授業を受講、ランニングフォームの習得、自主練習の設定、ペース配分や給水の方法などを学習し本番に臨みます。学生個人の練習では、記録を毎月レポートとして提出するとともに、体力やランニングペースの変化などを振り返ることで、自己管理とひとつの目標達成のための計画を学習できるようになっています。そのため、完走できた場合は、自身の立てた練習計画に基づく体力の向上と、マラソン完走という高い課題を乗り越えられ、自信と自己の肯定感、最終的に自己効力感の醸成につながっています。今年度の競技結果は、参加学生42名中、フルマラソンを25名、ハーフを10名が完走(フルを棄権は7名)、フルマラソンにエントリーした者(32名)の完走率が75%を超えており、非常に完走率が高いものとなりました。さらに今年度は、本学創立70周年記念事業の一環としての開催になったことから、各クラス1位~3位および特別賞として最高齢賞と最遠方賞(もっとも遠方から参加いただいた方への賞)の表彰を行いました。その中で、なんと女性のハーフマラソンの最高齢賞が医療技術短期大学部(現在の信州大学医学部保健学科)2期生の卒業生の方であり、表彰の際に関係者も驚き、感動を呼びました。 今後も、学生の人間力向上を目指して授業を展開するとともに、一般の参加も募って参りますのでどうぞご期待ください。2019年11月1日、信州大学と長野県は「信州大学・長野県連携室」を設置するための覚書を締結しました。長野県とは2009年11月に「長野県と国立大学法人信州大学との包括的連携に関する協定」を締結し、数々の成果をあげてきています。協定締結から10年が経過し、今後も連携を一層推進するとともに、時代が大きく変化する中で新たな課題に対応していくため、この度、包括的連携協定に基づき、長野県庁内に「信州大学・長野県連携室」を設置して信州大学のコーディネート人材を配置することとなりました。都道府県の庁舎内に大学との連携拠点を設けて実際に人材を配置している例は他になく、これを契機として、信州大学と長野県庁との組織対組織の連携を進めてまいります。秋晴れのなか「信州大学マラソン2019」を盛大に開催!長野県との連携協定に基づく信州大学・長野県連携室に関する覚書を締結参加者の様子濱田 学長挨拶信州大学 濱田 州博学長(左)と長野県 阿部 守一知事(右)

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る