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07信州大学創立70周年記念 第6回信州大学見本市特別企画産学連携の歴史農学系農学系農学部 大井 美知男教授(当時)が約6年間かけて品種改良を手掛けた新品種。従来端境期であった夏から秋にかけても収穫・出荷が可能で全国に広まった。2018年4月以降、株式会社アグリスが共同権利者となって、普及活動を継続中。話題となった製品[農学・繊維学系編]飲料「アレルスムーズ」サッポロビール(株)夏秋イチゴ「信大BS8-9」全国各者アレルギー症状の軽減・感染症リスクの低下などの機能を持つ乳酸菌。農学部 大谷 元教授(当時)との共同研究成果。食品素材「ラクトバチルス・クリスパタス菌KT-11」(株)キティー抗アレルギー作用をもつ乳酸菌を含む飲料。スギ花粉症の前の時期に販売された。農学部 保井 久子教授(当時)との共同研究成果。AOKI「癒し健康スーツ」(株)AOKI繊維工学のすべての領域(原料から糸、布、染色、縫製、さらには快適性評価まで)に精通する繊維学部 西松 豊典教授(当時)・金井 博幸准教授との協同開発に着手した第1弾として誕生。その後「プレミアムストレッチスーツ」や衣服内温度をコントロールする「プレミアムサーモスタットスーツ」などがシリーズでリリースされている。アレルキャッチャーマスクダイワボウノイ(株)四層構造のフィルターの1つに、繊維学部 白井 汪芳教授(当時)との共同研究で誕生したフタロシアニンを担持した繊維「アレルキャッチャー」を使用。従来からの消臭・抗菌だけでなく、抗アレル物質、抗ウイルス機能まで持つ高機能なマスク。家電製品のフィルターや寝具にも応用される。ケラチンフィルム(株)資生堂毛髪ケラチンとその関連タンパク質からなるフィルム。資生堂がケラチンフィルムを用いた毛髪ダメージ評価に関する共同研究を繊維学部 藤井 敏弘教授(当時)と進めた結果、紫外線・パーマ・ブリーチ・熱の各ダメージに対する評価系を確立(特許出願済)。2009年1月の新聞発表で「世界初の代替毛髪」と紹介された。美カンヌ化粧品「ナイトリッチブルーオーラ」(株)アイフォーレ繊維学部 白井 汪芳教授(当時)が発見した人工酵素フタロシアニンを化粧品原料にまで高めた美容酵素「メディエンザイム」が、肌表面に留まり、皮膚環境を悪化させる細菌、化学物質などの刺激物をブロック。有効成分を肌に浸透させるのではなく、刺激物をバリアし、肌が本来持つ皮脂や汗で潤う逆転の発想の化粧品。農学系繊維学系繊維学系農学系繊維学系繊維学系産学連携等の実施状況調査(※1)では、民間企業との共同研究実施件数で14位、共同研究・受託研究実施件数で16位、外国企業との共同研究費受入額では9位、と毎年上位にランクされる信州大学。創立70周年記念として開催される見本市を機会に、市場に投入され話題になった製品をいくつかピックアップしてみました。(※1:国公私立大学(短期大学を含む)、国公私立高等専門学校、大学共同利用機関(全1,061機関)が対象の調査(文部科学省2019年2月27日発表)平成20年(2008)平成20年(2008)平成19年(2007)平成19年(2007)平成15年(2003)平成15年(2003)平成21年(2009)平成21年(2009)平成(2平成(2平成22年(2010)平成22年(2010)大学との連携

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