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05平成20年(2008)平成20年(2008)産学連携等の実施状況調査(※1)では、民間企業との共同研究実施件数で14位、共同研究・受託研究実施件数で16位、外国企業との共同研究費受入額では9位、と毎年上位にランクされる信州大学。創立70周年記念として開催される見本市を機会に、市場に投入され話題になった製品をいくつかピックアップしてみました。信州大学創立70周年記念 第6回信州大学見本市特別企画産学連携の歴史工学系162点の圧力検出センサを内蔵したシートで、ベッドなどの寝具の上に敷いて眠るだけで、被験者の睡眠中の呼吸状態(睡眠時無呼吸等)を検知し、検査にかかる負担を軽減する。離床や体位変化、体動も検出可能。皮膚を覆うカプセルに空気を供給し汗を換気、その空気の湿度の上昇度から発汗量を計測、発汗出現の時間的様相を高精度に定量化、可視化できる。発汗量に応じて空気流量を制御した”流量補償方式”を新開発。2017年公的保険の適用許可、2018年より臨床検査法の1つとして利用開始された。医学系話題となった製品[医学・工学系編]杉田クリップミズホ(株)スリープレコーダSD-101GAC(株)→現 (株)デンソーエアクール流量補償方式 換気カプセル型発汗計(株)西澤電機計器製作所硬組織である歯牙や骨からゲノムDNAを抽出するためのDNA抽出用キット。60年以上前の人骨からDNAを抽出できることから、医療だけではなく、考古学、遺骨の身元解明、犯罪捜査等にも使用可能。T-BONE EX KIT(株)DNAチップ研究所超精密切削加工技術を駆使し、安全性、機能性、審美性に優れた信頼性の高い、歯科用インプラント治療用のシステム。垂直的咬合圧のみならず側方運動時に生じる斜め方向からの咬合圧にも着目し、埋入骨縁部への応力集中を軽減する等、骨縁部付近の経年的ロート状骨吸収を抑制し、かつ耐久性に優れたデザイン。オクタフィックスⅡ インプラントシステム(株)ヨシオカ耳鼻咽喉科用観察用内視鏡洗浄機。耳鼻咽喉科用観察用内視鏡の挿入部及び操作部を、短時間で効率的に消毒することが可能。運転音を一段と抑えた静音設計・省スペース設計、短時間処理(全工程13分)により、作業の効率化と負担軽減が図れる。耳鼻咽喉科用自動内視鏡消毒器SED-1チヨダエレクトリック(株)救急患者等に対して、気道を確保し気管挿管を行う際に使用するモニタ画面一体型のビデオ喉頭鏡。画面上にターゲットマークが表示され、声門を確認しながら、スムーズな気管挿管を行うことができるため、経験や勘に頼っていた従来の気管挿管を容易で安全なものとした。エアウェイスコープチノンテック(株)(当時)販売:日本光電(株)平成19年(2007)平成19年(2007)平成18年(2006)平成18年(2006)平成21年(2009)平成21年(2009)緊急かつ精緻な医療技術を要する脳動脈瘤手術に革命的進歩をもたらした術具。開頭手術の場合に脳動脈瘤の根元を挟むための杉田クリップの形状と性能は、瘤の中に血液が入ることがなく、脳動脈瘤手術に革命的進歩をもたらした。いまだに世界で広く使用されている。超高強度鋼板(株)神戸製鋼所工学部 杉本 公一教授(当時)と(株)神戸製鋼所の共同研究。強度を保ちながら、加工性に優れ、軽量化可能な鋼板が自動車業界から求められており、自動車用高強度鋼板として自動車メーカーに採用され2005年に出荷が開始された。工学系制震装置「MIRAIE」住友ゴム工業(株)2007年より木造建築の構造や地震時特性に知見がある工学部 五十田 博教授(当時)と、高減衰ゴムを用いた住宅用制震システムに関する共同研究を実施、ゴムで揺れを吸収する住宅用制震ダンパー「MIRAIE」を開発、住宅の1階に4箇所設置するだけで制震効果が得られる画期的な製品。2012年3月より住友ゴム工業㈱から販売された。平成17年(2005)平成17年(2005)昭和56年(1981)昭和56年(1981)平成2(201平成2(201医学部 杉田 虔一郎教授(当時)による開発。高度管理医療機器製造販売承認番号:22000BZX00698000 他医学部 藤本 圭作准教授(当時)の開発。管理医療機器 特定保守管理医療機器承認番号:21900BZX00431000医学部 大橋 俊夫教授(当時)の開発。医学部 工 穣准教授の開発。医学部 栗田 浩教授の開発。医学部 福島 弘文名誉教授の開発。医学部 小山 淳一助手(当時)の開発。管理医療機器、特定保守管理医療機器医療機器認証番号 230ADBZX00063000 他医学系医学系医学系医学系医学系医学系医学系工学系(※1:国公私立大学(短期大学を含む)、国公私立高等専門学校、大学共同利用機関(全1,061機関)が対象の調査(文部科学省2019年2月27日発表)
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