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162019年7月22日、信州大学と、中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)八王子支社との包括的連携協定を締結しました。NEXCO中日本には八王子支社を含む4つの支社があり、八王子支社の担当エリアは、主に東京都から信州エリアにかけての中央自動車道をはじめとする範囲で、松本市にも保全・サービスセンターがあります。これまでも、技術面等の特定の分野・学部による連携はありましたが、この度、全学の包括連携協定締結の運びとなりました。双方の資源を有効活用しながら、高速道路を軸として、教育・人材育成、学術研究、高速道路に関する技術の振興を推進し、地域の観光・産業の振興及び地域社会の活性化への貢献に資するよう目指してまいります。信州大学にとって、長野県外の民間企業との全学協定はまだ少なく、今後は、技術面や研究面はもとより、教育や人材育成においても全学的に連携し、より広範囲に地域社会の発展に寄与できるよう努めてまいります。信州大学とNEXCO中日本八王子支社との包括的連携協定を締結(左)NEXCO中日本八王子支社 湯川保之支社長(右)信州大学 濱田州博学長関係者集合写真2019年7月30日、信州大学と特定非営利活動法人SCOP、株式会社松本山雅、株式会社日本人材機構は「信州100年企業創出プロジェクトコンソーシアム」を立ち上げ、「信州100年企業創出プロジェクト」を始動することを松本市のサンプロアルウィン(長野県松本平広域公園総合球技場)で報道発表しました。本コンソーシアムは、実践型リカレント教育プログラムを提供する信州大学のほか、プロジェクトの全体設計及び統括事務局を務める同大学発ベンチャーで地域シンクタンクのSCOP、中核人材となり得る人材の確保に関するノウハウを提供する日本人材機構、「百年構想」を掲げる日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)のメンバーである松本山雅で構成します。本プロジェクトにおいて信州大学は、首都圏などで活躍する人材を本学のリサーチ・フェロー(客員研究員)として受入れて企業の成長促進に必要な知見について学び、研究する実践型リカレント教育プログラムを6か月間提供します。最終的にこれらの人材が県内企業にマッチングし、定着することで、受入企業や地域経済の成長・活性化が期待されます。また、この仕組みを継続することで、首都圏などで活躍する人材が、中核人材として県内企業へと対流するエコシステムの形成を目指します。昨年度は信州大学を核とし、2018年度中小企業庁「地域中小企業人材確保支援等事業(中核人材確保スキーム事業)」として全国的なモデルになり得るスキームの構築に取り組みました。2年目の2019年度は、地域に根差す企業である株式会社松本山雅が新たに参画し、地域を代表するシンクタンクであるSCOPが本プロジェクトの統括事務局を担うことで、地域企業の課題の把握と人材の定着支援にさらに力を入れていくとともに、継続的実施のための自走化の仕組みの構築に取り組みます。全国に類を見ない新しい地方創生事業、自立的な運営にご期待ください。信州100年企業創出プロジェクト(第2期)が始動!記者会見後の記念撮影の様子(左から株式会社日本人材機構代表取締役社長 小城武彦氏、国立大学法人信州大学長 濱田州博、株式会社松本山雅代表取締役社長 神田文之氏、特定非営利活動法人SCOP理事長 鷲見真一氏)
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