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14最先端の環境配慮設備例 信州大学国際科学イノベーションセンター(AICS)センターには一次エネルギーの消費を低減するため、太陽光発電、燃料電池、地下水熱を利用した空調、融雪などの環境配慮設備が装備されています。同規模の研究棟と比較して二酸化炭素の排出量をおよそ半分程度に減らすことが可能です。特に、地下水の取水制限のない長野市に立地していることを生かし、1年を通じて温度がほぼ一定の地下水熱を空調の熱源に用い、さらにトイレなどの雑用水として再利用しているという特長があります。また、センターのエネルギー使用の大半を占めるのが、実験室や企業連携ラボにおける実験設備であるため、常に電気使用量を把握し、低減してもらえるように1階エントランスホールおよび各階のエレベータ前にモニターを設置し、「見える化」しています。デシカント外気処理空調機高断熱耐火金属外壁エネルギー利用の見える化画像センサーによる調光機能外気温度外気湿度ドラフトチャンバー変風量制御ドライルームエコ運転制御高断熱(Low-ε)ガラス建物のダブルスキン風速地下水熱を利用した融雪設備地下水熱利用クール & ヒートピット燃料電池太陽光発電地下水(雑用水)利用建物の自然換気システム地下水熱・燃料電池排熱利用による外気調和制御外からの熱負荷を軽減するUtilization of groundwater heat地下水熱を利用した予冷・予熱空調システム外気を利用して空調負荷を軽減するFuel cell化学反応を利用した発電システム発電電力:100kW排熱を有効活用発電電力:300kWCooling and heating pit地下熱を利用した空調システムUtilization of groundwater for miscellaneous useSolar cell太陽の光を利用した発熱システム

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