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11企画・運営の実践を通して学ぶ地域課題解決のリアル。広報室(以下、広報) ローカル・イノベーションフォーラム「INNOVATOR HOUSE」、おつかれさまでした!イベントのコンセプトとタイトルに、どんな思いを込めたのですか?小山雄聖さん(以下敬称略) ズバリ、地域で活躍するイノベーターと学生たちの、アットホームな交流の場にしたいという思いです。広報 講師のお2人、最高でしたね!本当に楽しかったです。人選も皆さんですか?小山 そうです!大島さんの講義は1年生(※1)のときから聞いていましたし、LID(※2)の合宿にも来てくれて、学生の相談役のような立場でした。神田さんは、合宿で講演を聞いた人が何人かいて、そのつながりからお願いしました。広報 今回のイベント全体のテーマは「情熱」と「踏み出す力」、「ファンづくり」だったと聞いています。そこに込めた思いを聞かせてください。小山 思いを語ったり、誰かの思いを聞いたりすることで、自分の「やりたい」と思ったことに一歩踏み出せる…そんなきっかけを作る場所にできたらと思ったんです。「ファンづくり」はワークショップのテーマで、講師を選定した時に「ファンづくり」が共通するキーワードになるのじゃないかと思い、設定しました。広報 ワークショップはやってみてどうでした?小山 実は、どうやって進めたらいいのか、最終的にどこに落ち着けるべきか、直前までスタッフの間でずっと議論が続きました。前日に「これだ!」って勢いで決めたんですけど、やっぱり当日やってみて「どうしよう」と思った場面が正直ありました。ただ、僕たちが思っていた以上に盛り上がり、いろいろな意見も出たので面白かったです!大変ではありましたが、充分に手ごたえも感じました。広報 フォーラム運営は初めてだったと思いますが、全体を通して苦労した点や反省材料などはありますか?山口穂波さん(以下敬称略) 参加者が少し少なかったのは反省点です。80名くらいの想定でした。小山 企画内容がなかなか決まらなくて、広報面でも情報提供が遅れてしまったんです。もっと計画性が必要でした。先生をどこまで頼っていいのか躊躇している間に2カ月くらいが過ぎてしまって。いざ先生に企画を話してみると全部バサバサ切られました(笑)。「何でもっと早く来なかったの?」って言われたりもして・・・難しかったですね。山口 あと、全学横断の授業なので主催チーム6名の学生スタッフそれぞれ学部が違い、キャンパスが分かれていたので、1回打ち合わせするだけでも大変でした(笑)。どのキャンパスも松本から往復3時間くらいかかるので・・・。広報 タコ足キャンパスはそういうときは大変ですよね。お2人がLIDに参加した理由も教えてください。小山 僕は長野県の高山村という小さな村の出身なのですが、昔から村のことが大好きでした。人が少ない分、人と人とのつながりが強くて、とても安心感がある村なんです。でも人口はどんどん減っていて、同時に寂しさも…「地域課題だらけ」だと感じていたんです。そんなとき、大学でこの授業のことを知って、自分のやりたいことにぴったりだと思いました。いつか地元に帰りたいと考えているので、高山村に還元できる何かを得たいと思い、このコースを選択しました。ただ、授業でいろいろ学んで「高山村って結構すごいところ」という発見もありました。地元の魅力に改めて気付きました。山口 私も県内出身ですが、正直「地域課題」についてあまり関心がなかったんです。たまたま1年生のときに受けた授業「スタートアップゼミ」で、地元企業とワークショップで話しあえたことがすごく楽しくて、引き続きこのコースを選択しました。広報 3年生になると「課題解決インターンシップ」が待っていますよね。小山 僕は白馬高校と協力した「白馬魅力化プロジェクト」に参加する予定です。山口 私は地元、南信地区で企業が行っている食育関係のプロジェクトに参加します。広報 どの地域にも「課題」は満載だと思いますが、今回の経験を活かして頑張ってくださいね!(※1:1年生はスタートアップゼミを受講し、2年生からは選ばれた学生が正式な受講生となる)(※2:ローカル・イノベーター養成コースの略)イノベーターハウス 主催者代表(ローカル・イノベーター養成コース受講生)人文学部2年 小山 雄聖 さんイノベーターハウス 広報担当(ローカル・イノベーター養成コース受講生)人文学部2年 山口 穂波 さん「大変だったけれど、手ごたえはあった」主催した学生たちに聞いてみた!INNOVATOR HOUSE
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