理学部学部案内2019
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在学生・卒業生からのメッセージ2017年度卒業生山崎 遥(本学大学院生) 山に囲まれた長野県は山地性の生物多様性が際立って高く、生物学コースではそれを活かした実習が多岐に開講されています。山に登ったり、川に入ったり、入学前の想像をはるかに上回る刺激にあふれた、楽しい体験を満喫できます。実験室では動植物から微生物まで扱い、様々な分野の実験に取り組むので、琴線に触れる授業が必ず見つかります。 生物学コースに入学してからは驚きの連続でした。私のように生きものが大好きでどこか変わっている同期の学生たちが、思い思いの(かなり勝手な)意見を出しながら課題に取り組んでいきます。ぶつかり合うこともしばしばですが、私はそんななかで自分が本当に興味のあること、研究してみたいことを見つけることができました。 科目履修のほかにイベントやサークル活動を通じ、先生・先輩の区別なくあけっぴろげの交流をしています。意外な場面で、授業で抱いた疑問が氷解する貴重なお話を聞くことができます。 なにがなんでもこの生物を研究対象にしたい、生命のこんな現象を解明したい、という人もいれば、なんとなく生きものが好きだ、という人もいます。信州大学理学部生物学コースでは知りたいことを見つけ、それを追究する機会が得られます。皆さんも信州大学で生物学にひたってみませんか。Course of Biology在学生・卒業生からのメッセージCourse of Biology学部4年龍野 紘明 みなさんにとって「生きもの」とはどんな存在でしょうか?可愛い・面白い・かっこいいetc…。このように、他の生きものに思いを馳せる生きものが、我々「ヒト」です。 生物学コースでは、そんな「ヒト」の能力をフル活用して生きものを追究していきます。多種多様な分野を専門とする教授陣の講義は、飽きることがありません。そして、なんといっても信州という地の利を活かしたカリキュラム。実習では、思う存分自然と触れ合います。まさに生物学に適した地。「信州で大いに学ぶ」ことができますよ。 生物学コースの学生は、皆が個性派。全国から集まる生きもの好きと、思い思いの議論を展開していきます。思いもよらない見方・考え方に出会えること間違いなしです。 世間のセリフ ― 生物学って何の役に立つの? 目先の利益や実用は、学問の選択や価値判断のキーではありません。生物学を志す皆さん、こう言ってやりましょう。「おもしろいから学ぶんだ!他に理由が必要?」と。自信をもってこう言い返すことができたなら、あなたの心はもう決まっているのではないですか?大いなる志をもつあなた、漠然と生きものが好きなあなたを、お待ちしています。在学生卒業生28FACULTY OF SCIENCE

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