理学部学部案内2019
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Course of Biology○進化遺伝学分野浅見 崇比呂 ASAMI TAKAHIRO内臓の左右が逆の生物が一般に進化しないのはなぜでしょう。異なる祖先から進化した生物が交雑すると何が起こるでしょう。鏡像の種が進化した巻貝を使って研究をしています。○進化生態学分野市野 隆雄 ITINO TAKAO動物の生態や行動はどのようにして進化してきたのでしょう。 動物同士や植物と動物の種間相互作用による進化についてアリやチョウを材料に研究しています。○分子遺伝学分野伊藤 靖夫 ITOH YASUO (全学教育機構)麹菌の仲間を材料にして、細胞にDNAを入れて機能させる、遺伝的形質転換のしくみを研究しています。70年前のアベリーの実験の続きとも言えますが、未解明なことも多く残っており、思いもしない代謝経路が関わっていることを示そうと努めています。○植物寄生菌学分野今津 道夫 IMAZU MICHIO (全学教育機構)植物に寄生する菌類に関する研究をしています。とくに森林樹木に寄生するさび病菌の寄生性や生活史の分化について調べています。○分子光遺伝学分野小笠原 慎治 OGASAWARA SHINZI遺伝子工学やタンパク質工学、有機合成などを使い生命現象を分子レベルで光操作する方法を開発し、細胞生物学や発生生物学へ応用しています。○植物分子生理学分野久保 浩義 KUBO HIROYOSHIモデル植物であるシロイヌナズナを用いて、遺伝学や分子生物学の手法により、植物の二次代謝や形態形成に関する遺伝子の機能を調べています。○生殖生物学分野柴田 直樹 SHIBATA NAOKIメダカを用いて脊椎動物の性分化および生殖器官形成のメカニズムや性ステロイドの役割を、人為的な性転換過程や突然変異体の解析から研究しています。○植物生態学分野高橋 耕一 TAKAHASHI KOICHI植物生態学の研究を行っています。とくに森林の更新動態、樹木の更新戦略、気象条件が樹木の成長におよぼす影響の解明などが中心的な研究課題です。○系統進化学分野東城 幸治 TOJO KOJI動物の系統進化と多様性に関する研究をしています。とくに、著しく多様な体制をもつ昆虫類を対象に、その起源・系統、および基本体制やその変遷プロセスの理解を目指しています。○湖沼高地教育研究センター笠原 里恵 KASAHARA SATOE水辺に棲む鳥類の生態を研究しています。生息環境や関連する他の生き物の変化が鳥類の個体数や利用環境に及ぼす影響を検討することで、水辺の生態系への理解を深めることを目指しています。○分子共生生物学分野髙梨 功次郎 TAKANASHI KOJIRO植物が有する自己解毒機構の解明を目指して、代謝産物がいつ、どこで、どのように、生産されて貯蔵されるのかを調べています。26FACULTY OF SCIENCE

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