plannext2019-2021
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2 第3期中期目標では、特色ある教育・研究のグローバル展開、創造性豊かな人材育成、地域・社会発展への寄与を持続的・戦略的に行うため、6つのキーワード(3つのGと3つのL)を設け、大学運営の基本方針を定めております。それぞれのキーワードの意味は3ページに詳しく示しましたが、3つの「G」は、Green、Global、Gentleで、緑に囲まれた自然環境豊かな信州で環境マインドを持ち、グローバル展開できる能力を有し、気品高く落ち着いて物事を考える人材を育成するという思いを込めています。3つの「L」は、Local、Literacy、Linkageの3つで、地域貢献のための様々な取組を戦略的に行い、様々な教養が身につく教育プログラムを提供するだけでなく研究を通して次世代の教養を構築し、大学間連携、産学官連携、地域連携等様々な連携を強化していくという思いを込めております。 2016年4月から始まった第3期中期目標期間も3年が経過し、折り返し地点を過ぎたところです。第3期中期目標期間当初の2016年度には、教育学部、経済学部(改組により経法学部に)、工学部、繊維学部を改組しました。これらの改組に先立ち、2015年度に改組された理学部と農学部では、2019年3月に改組後初めての卒業生が巣立っていきました。また、2016年度に改組した学部でも2020年3月には初めての卒業生が社会に出て行きます。完成年度を迎えるわけですが、これまで4年間の課題を把握し、PDCAサイクルを効果的に回していければと考えています。 一方、大学院では、2016年度に教育学研究科に高度教職実践専攻(教職大学院)を新設し、理工学系研究科と農学研究科の再編により総合理工学研究科を設置しております。2018年度には、医学系研究科(博士課程)と総合工学系研究科を統合再編し、総合医理工学研究科を設置し、博士課程を一つの研究科にまとめ、境界領域における教育・研究を強化しております。さらに、2020年度に人文科学研究科、経済・社会政策科学研究科、教育学研究科を再編し、総合人文社会科学研究科(仮称)の設置と教育学研究科高度教職実践専攻(教職大学院)の改組を行う予定です。 教育組織を見直すことは、時代に即応した教育を行い、教育の質を高めるために必要なことだと考えていますが、研究もまた大学の基盤的な使命です。先鋭領域融合研究群を2019年度に改組し、特徴的で世界的に高いレベルの研究を進めていくと同時に、人材育成にも活かしていければと思っております。 教育・研究と社会発展への寄与を行っていくためには、様々な施策を大学として実行していく必要があります。“PLAN the N・E・X・T 2019-2021”は、学長のリーダーシップのもと各理事・副学長が第3期中期目標期間後半の具体的な施策をどのように進めていくかを示したものです。信州大学の全教職員や学生に大学の目標・施策を理解いただき、また、ステークホルダーの皆様にも信州大学の方向性をご承知おきいただくために活用されることを期待しております。信州大学長HAMADA Kunihiro策定にあたって3つのGとLで実現する信州「独創の知」New Evolution X Triple G&L

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