2019環境報告書
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7当大会はISO14001認証取得のエコキャンパス構築が行われはじめた2006年に、エコキャンパス構築・発展の実際について最新動向を明らかにするとともに環境マインドをもつ人材養成のポイントを探る目的で第1回大会が信州大学工学部で開催されました。以降、年に1回、環境マネジメントシステムの運用に取り組む全国の大学生が集い、活動報告や分科会での意見・情報交換等を通じて各団体が課題を発見し合い、新たな活動の可能性を創造する場として開催されてきました。2017年度には、ISOを返上し独自の環境マネジメントシステムのもと活動を行う団体が多くなったことを踏まえ「全国環境ISO学生大会」から「環境マネジメント全国学生大会」へ大会名称が変更されました。当大会は参加大学の持ち回りで毎年主催が変わり開催されており、昨年度、12年ぶりに信州大学に戻ってきた大会でありました。この第12回大会では、開催地となった上田キャンパスを中心に信州大学各キャンパスの環境学生委員会に所属する学生によって企画・準備・運営を行いました。「私たちから変える未来~今できること、していることは2030年にはどのように影響するのか~」というテーマおよび「僕らが始めるSDGs」というゴールを掲げ、学生が取り組む環境活動における行動力の刺激に焦点を当て、SDGs(Sustainable Development Goals)の17の目標の幾つかと結びつけながら下記に示すプログラムを実施しました。岩手大学、千葉大学、中部大学、三重大学、大阪大学、公立鳥取環境大学、琉球大学そして信州大学の計8大学から環境委員会や環境サークルに所属する学生76名および教職員17名、長野県内大学からの聴講生1名が参加し、議論・交流を活発に行うことができました。1日目のメインコンテンツである活動報告は8大学11団体の学生がそれぞれ7~15分間の発表を行いました。各発表は口頭発表形式で実施し、今大会のテーマに合わせ、関係性のあるSDGsのアイコンを各活動スライドにて表示するよう条件を決めていたことで、より分かりやすくかつ身近にSDGsを意識できる発表であったと感じました。各団体が取り組む環境活動は多岐にわたり、どの部分を自身の団体の活動にも役立てることができるか、発表される活動の具体的方法や工夫点を参考にしようと参加学生は聞き入っており、発表者への質問も多く飛び交いました。第12回環境マネジメント全国学生大会(2018年9月6日~9月7日)特 集第12回大会概要活動報告繊維学部環境学生委員会(大会実行委員長)大崎早恵12:00~12:5013:00~13:1513:15~14:0014:00~14:1014:25~15:2515:35~16:3516:50~17:4018:30~20:00受付開会式アイスブレイク活動報告(SDGs 説明)活動報告(岩手、千葉、中部、三重)活動報告(大阪、鳥取、琉球、海外研修)活動報告(信州)懇親会9月6日(木)8:30~9:009:15~10:1510:15~10:30受付キャンパスツアー昼休憩分科会(グループワーク)休憩分科会(発表)閉会式基調講演 中島恵理 氏「SDGsに関する長野県の取り組み」基調講演 藤川まゆみ 氏「エネルギー革命、すべての人がプレイヤーに」9月7日(金)10:30~12:1012:10~13:0013:00~14:1514:15~14:3514:35~16:0016:20~17:00

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