2019環境報告書
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6「環境マインド実践ゼミ Ⅰ(ローカル編)」は、2年次前期の集中ゼミで、長野県内の環境に関するトピックを活用して実施します。事前学習として、コース受講生が県内企業や行政機関などを対象に行う外部インタビューの実施には、(一社)長野県環境保全協会のご紹介を通じて、幅広い業種のそれぞれ興味深い環境分野の取組をされている県内企業に受け入れ先としてご協力いただける予定です。インタビューした結果と自分の問題意識などを整理して、合宿形式で行う集中ゼミに臨みます。集中ゼミは、長野県内の豊かな自然環境を実感しながら学べるよう、国立公園にも指定されている志賀高原にある信大教育学部附属志賀自然教育研究施設を利用して実施する予定です。「環境マインド実践ゼミ Ⅱ(グローバル編)」は、2年次後期の集中ゼミで、マレーシアで10日間程度実施します。参加型農山村調査法(PRA)を活用したグループ演習では、地域住民の生活実態やニーズを調査します。学術交流協定を結んでいる現地大学では、英語を使って環境マネジメントの内部監査を実習します。ボルネオ島の国立公園では、専門家の案内で熱帯雨林の生物多様性研究の最前線を体感します。こうした調査や実習を通じて、同時代を生きる私たちが共有すべき国際的課題群を理解し、創造的な解決に向けた糸口を探ります。このほか、コース担当教員が開講するコア科目と、共通教育科目や各学部専門科目から設定した認定科目を自分の関心に沿って選択履修し、さらに環境マネジメントについて学内開催の環境内部監査員養成講習の受講も必修としています。カリキュラム全体を通じて、環境の課題を経済や社会とも密接に関わる広い観点から捉え、SDGsの17のゴールとの関係を考えながら、具体的な知識や経験をもとに、自分の言葉で説明できるようになることを目指します。すでに2019年前期から、ガイダンスやコア科目の履修が始まっています。2019年後期の専用科目のスタートとともに、環境マインド実践人材養成コースの仮登録を経て、本登録に進んでいきます。コースの本格受講に向けて、文系・理系問わず幅広い立場から、自分なりの環境分野との関わり方を見つけるヒントになるよう、ぜひ多くの信大生の皆さんの積極的な参加を歓迎します。■ 問い合わせ先信州大学環境マインド推進センター教育部門共通教育窓口(全学教育機構南校舎1階)Mail:ecomind@shinshu-u.ac.jpURL:http://www.shinshu-u.ac.jp/environment/works/course.html環境コースパンフレットhttps://www.shinshu-u.ac.jp/ems/asahi/kankyomaindojiisenjinzaiyousei/Leaet.pdf本格スタートに向けて 2019後期「環境マインド実践基礎論」ゲスト講義(予定)タイトル(仮題)講 師長野の環境行政とSDGsみんなで減らそう食品ロス~松本市の食品ロス削減の取組み~資源・エネルギーの地産地消が持続可能な社会を創るなぜ今、ESG金融なのか ~お金の流れが世界を変える~建築物の省エネルギー対策自然環境行政の最前線 ~信越自然環境事務所における取組み~「世界の水問題を解決 ~アクア・イノベーション拠点の取組み~」(仮)SDGsに取り組む県内企業について環境分野における国際協力活動長野県(企画振興部総合政策課/環境部環境エネルギー課)松本市環境部環境政策課環境政策担当NPO法人 いいだ自然エネルギーネット山法師八十二銀行総務部環境室信州大学工学部建築学科環境省信越自然環境事務所信州大学カーボン科学研究所H31年度SDGsを活用したビジネスモデル普及事業実施者JICA長野デスク 行政(県)行政(市)NPO企業大学行政(国)大学企業団体

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