2019環境報告書
47/48

46環境報告書2019表紙イラスト等募集にご応募いただきありがとうございました。惜しくも表紙イラストには採用されませんでしたが、佳作作品をここで紹介させていただきます。 信州大学の運営基本方針は、3つのG(Green、Global、Gentle)と3つのL(Local、Literacy、Linkage)です。環境を表すGreenが最初にあり、環境を重視していることが伺えます。一方で、国連の提唱する持続可能な開発目標(SDGs)は、その達成のために、経済成長、社会的包摂、環境保護の3つの要素を調和させることが不可欠とされていて、GとL全体の理念に通じるところがあります。特に、Green、Global、Local、Linkageは、SDGsの重要な理念であり、信州大学の取り組みが、国際的な視野を持った、先見性に富んでいることに改めて敬意を表する次第です。 その成果の一つが、今回の特集「環境に優しい世界の大学ランキング国内1位」につながったものと確信しております。SDGsの17目標のうち9つに対応しているとの評価がそのことを物語っています。 特集では、他にも注目すべき記載が多いのですが、「環境マインド実践養成コースのスタート」もその一つです。従来からも、環境マインドを持った人材の育成を環境基本方針で掲げておりますが、今年度から全学横断特別教育プログラムとして新しく始まります。目指す人材像を拝見しますと、SDGsに対応できる人材の養成を念頭に置いていると推測できます。本講座については、長野県環境保全協会でも企業の環境取組について協力させて頂いており、今後のプログラムの充実を楽しみにしています。 また、「各キャンパスの環境学生委員会の活動」が、特集で詳しく紹介されており、長野県各所に散在するキャンパスごとに環境マインドが広く醸成されていることを感じることができます。 環境への取り組みでは、環境研究、環境図書の展示、教育学部附属学校園のエコキャンパス活動など、貴学の幅広い環境活動を知ることができます。 環境データは、グラフを用いた分かり易いもので大変参考になります。ただ、過去年度との増減が大きい場合には、要因分析があれば、状況がよりよく理解できると思います。 地球温暖化をはじめとする環境問題は、今後ますます大きな国際的課題になってきます。その課題解決の担い手は、若い世代の人たちが中心になるでしょう。環境問題に取り組む次世代の人材育成について、信州大学が今後、国際社会のリーダーとなることを期待しています。一般社団法人長野県環境保全協会専務理事 宮島 和雄佳作作品:吉川 大喜さん(繊維学部2年生)応募作品紹介第三者からのご意見

元のページ  ../index.html#47

このブックを見る