総合人間科学系研究紹介_2019-2020
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18総合人間科学系アドミッションセンター研究から広がる未来卒業後の未来像教育工学研究も実施しています(コンピュータを用いた証明問題解答・採点支援。科研費基盤研究(C)課題番号:17K01118)調査書に書かれている「全体の評定平均値」と大学入試センター試験得点率の関係の調査。ある値を使って補正すると相関が強まる入学者受入れの方針に沿った学生は、最終的に「卒業認定・学位授与の方針」に沿った学生になれるように大学として設計しています。卒業したならば、「卒業認定・学位授与の方針に沿った人材なんだ!」と自信を持って、社会で活躍してください。当研究室では高大接続改革に関わる「調査書」の活用方法について研究しています。調査書には、高等学校で一人一人が積み上げてきた大学入学前の学習や多様な活動等に関する客観的な評価が詰め込まれています。これを大学入試や大学教育に活用しない手はありません。近年では、調査書に書かれている「各教科の評定平均値」や「全体の評定平均値」をどのように活用できるかについて研究しています。東京学芸大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修了、筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程修了(博士(情報学))。東京農工大学助教を経て、2016年8月より現職。専門は教育工学、情報工学。平井 佑樹 講師アドミッションセンターアドミッションセンターでは、入学者受入れの方針に沿った大学としての統一的で効果的な入試体制の確立を目指しています。そのために、信州大学全体で共通して利用可能な入試問題を作成する体制づくり、入試関係情報を学内外に伝える入試広報の高度化、入試結果やアンケートなどにもとづいた入試改善の検討を行っています。大学入試センター試験に変わる新たな試験の実施など、高大接続改革に関わる議論が活発になっています。この大きな改革期を迎えて、信州大学としては、大学にとっても、また、受験生にとっても良い入試になるよう、各学部と連携し、研究を進めていきます。入学者受入れの方針に沿った学生を効果的に受け入れる入試体制づくり

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