総合人間科学系研究紹介_2019-2020
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13総合人間科学系総合人間科学系全学教育機構全学教育機構研究から広がる未来研究から広がる未来卒業後の未来像卒業後の未来像学会発表風景 International Conference on Language Learning & Teaching (ICoLLT 2015) マレーシア、クワンタン英語教育部門大学入学時には卒業後の未来像を描くことは難しいとは思いますが、大学生活で様々な経験をすることによって、徐々に自分の未来像が描けるようになると思います。そのためにも、学生の皆さんには、是非、在学時に海外留学し、国際人になってもらいたいです。東京大学文学部英語学専攻卒業、同人文社会系研究科英語学専攻修士課程修了後、同博士課程満期退学。1999年に新潟薬科大学講師に着任。2005年信州大学医学部保健学科助教授に着任後、2006年から全学教育機構英語教育部門准教授。花崎 一夫 准教授私の研究は認知言語学の知見を英語教育に応用するのが中心ですが、学生の皆さんには私が作った教材や授業に触れることをきっかけにして、従来よりも英語を身近に感じてもらい、海外にも目を向け、社会人になってから国際舞台で活躍できるような人材になってほしいと考えています。実際、卒業生のなかには海外を舞台に活躍している人がいるので、これからの学生の皆さんにも期待したいです。全学教育機構では、主に1年生の英語科目を担当しています。授業では、様々な演習を通して英語力を伸ばすことを目指していますが、単に知識を暗記させるのではなく、多くの「なぜ」に答えるべく、認知言語学の知見を利用して、英語の文法事項などの解説も行っています。また、グローバル人材の育成のためにも、学生に海外留学を積極的にすすめる活動もしています。専門は認知言語学と英語教育で、特に認知言語学の知見を利用し、大学生が自学自習できる英語の教材開発を行い、その効果を検証する研究を実施しています。認知言語学の英語教育への応用:多くの「なぜ」に答えることを目指してLondon, UKPetronas Twin TowersKuala Lumpur, Malaysia図書館にある多読用の本外国語で読む喜びを見つけることが出来れば、卒業後も楽しみながら、そしてお金もあまりかけずに、その外国語の勉強を続けていくことが出来ます。ケンブリッジ大学、現代と中世言語学部修了(文学博士)。1993年に信州大学に着任し現在に至る。ルジチカ・デイヴィッド准教授英語教育部門私たちが開発したオンラインによる英語の多読システムは、教師が学生に多読をしてもらう際の支援になります。多読をすることにより学んだ語彙は忘れにくくなり、日本人の学生が英語をより効果的に学習出来るようになります。担当している科目は、英語のリスニングとリーディング、ライティング、コミュニケーション、文学などです。外国人の先生や留学生と楽しく英語で話が出来る「英語サロン」も週に二回運営しています。「英語サロン」は英語の運用力を伸ばすのに、とてもよい方法です。他には英語力を伸ばす方法としては、たくさんの英語を読むことです。また、多読を通して英語力を向上させる方法も研究しています。なお、イタリアの中世文学も研究の対象としています。多読の英語教育への応用とイタリア文学研究英語サロン学会で訪問したラヴェンア

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