総合人間科学系研究紹介_2019-2020
15/40

10総合人間科学系総合人間科学系全学教育機構全学教育機構研究から広がる未来研究から広がる未来卒業後の未来像卒業後の未来像スノースポーツの授業における根子岳登山の山頂健康科学教育部門自然科学教育部門トライアスロンのバイクトライアスロンのランニング運動習慣があり、健康で体力があるということは、仕事や趣味などの人生を豊かにすることのベースになります。そのため、しっかり運動習慣を身につけることができれば、どんな分野の仕事でも充実して携わることができ、結果として、人生を豊かに、また自己の能力をしっかり発揮して、充実して過ごすことができます。筑波大学大学院博士(体育科学)1998年 信州大学 農学部を経て、2008年 全学教育機構。杉本 光公 教授運動の効率を上げることや、動作の習得などには、トレーニングが必要です。しかしそのトレーニングも闇雲に行っても効果はでません。原理原則に則ってしかも楽しく行うことが大切です。これはなにも運動に限ったことではなく、学問や趣味の習得にも当てはまります。運動をできるようになる成功体験は、そのまま他の能力の習得に応用できます。そのため、どのようにすれば効率良く運動を身につけることができるかを理解することは、生涯にわたって学び続ける素地を作ることになります。バイオメカニクスの分野における、運動が心身に与える影響について研究しています。また、運動を習慣づけるためにどのようにすれば、楽しく行えるかを研究しています。とくに携帯音楽プレーヤーをつかって、楽しく運動をする方法や、自己効力感を高め、習慣付けを強化する方法の開発を行なっています。また、学生の健康増進と、運動習慣獲得のための授業方法の開発なども行なっています。スポーツを通した自己実現で、世界を広げる『P-Fスタディ解釈支援システム』入力データと結果の解釈『P-Fスタディ解釈支援システム』各種指標の集計結果刺激として用いたステレオ動画のキャプチャー画像(平行法)早稲田大学教育学部教育学科卒業、同大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程単位取得退学。産能短期大学助教授、信州大学教養部、繊維学部、全学教育機構助教授・准教授を経て現職。湯田 彰夫 教授現在、特定の娯楽分野、産業分野における立体視技術は必要不可欠なものとして定着しています。応用領域が増えれば、どのような立体映像が最適なものかを判断する認知心理学的な研究がより一層必要とされるでしょう。二十世紀以降、ステレオ写真・映像は数度にわたって注目を浴びてきましたが、それは主に立体的に見えることによる素朴な驚き、目新しさによるもので、多くの人が必要とする表現手法としてみなされたわけではありません。知覚対象の理解や物語の解釈にまで影響することが明らかになれば、映像を立体化することの有用性を示すことができると思われます。映像のステレオ化が視聴者の記憶や物語の解釈にどのような影響をもたらすかというテーマに取り組んでいます。二次元画像と三次元画像を比較することで、人々の注意にどのような違いが見られるか、知覚対象の解釈にどのような影響がもたらされるか、映像表現によりインパクトを持たせるには奥行き情報をどのように扱えば良いのかなど、立体視することの利点、特異性を明らかにする研究に従事しています。また、心理検査の検査データから各種指標を自動集計し、解釈文までを生成するコンピュータプログラムの作成に関する研究にも取り組んでいます。人間の情報処理と情報化社会について

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る