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国際色豊かな研究室ですね?食品化学研究室には、東南アジアやアフリカ出身の留学生も在籍しています。日常的に外国人の仲間と協力し合って学べる環境は、とてもいい経験になっていると思います。この冬は、タイで行われた信州大学とカセサート大学(タイ)、セジョン大学(韓国)による研究発表会にも参加しました。また、セジョン大学は大学3年生で行った短期留学先で、2週間ほどキャンパスを体験したことがあります。いま取り組んでいる研究は?花粉症や食物系アレルギーに関する研究を行っています。実験方法や条件について考えたり、実験に使う装置の操作技術を身につけたりと、研究室で学ぶべきことは多いです。私は細胞系の実験を行っていますが、人によっては微生物やマウスも使っています。データが取れない時期はつらいですが、良いデータが取れた時はたまらなく嬉しいです。日頃から心がけていることは?時間を守ることを大切にしています。研究室の始業や、レポートの提出などはもちろんのこと、友達との待ち合わせの時も気にかけるようにしています。「時間のゆとりは、心のゆとり」になると思っています。また、人との信頼関係を築くうえでも重要だと感じます。8:00 起床!キャンパスまで歩いて10分もかからないので、朝はぎりぎりまで寝ています!9:00 登校!1日の大半を研究室で過ごします。実験は個別で行うので、自分で計画を立てて進めます。12:00 昼食!同期生や先輩、後輩と一緒に食べています。留学生も多く、和気あいあいとした雰囲気です。たまに他の研究室の友人と時間を合わせて集まったりもしています。13:00 実験再開!午前中に引き続き、実験を進めます。最新設備が整った充実した環境で、作業がはかどります。15:00 研究の合間に実験が落ち着いている時は、ゼミの準備などをして過ごしています。ゼミでは、自分の研究に関連する最新のトピックスなどをスライドにまとめて、持ち回りで紹介します。18:00 コアタイム終了9時~18時までが研究室のコアタイム。順調に研究を終えた日は、家で好きなディズニー映画を見たり、友達の家に寄ったりして過ごします。19:00 夕食!実験が終わっていれば家で簡単な自炊をしますが、今日は実験が長引きます。実験の合間を縫って食べることも多いので、デスクの引き出しには食べ物をストックしています。20:00 研究続行!時間ごとにデータを取る作業が続きます。自分で導き出した結果をもとに、さらに考えを深めていくところが研究の面白さの一つです。0:00 帰宅・就寝!入浴でリラックスしてから、明日に備えて休みます。白衣姿で実験に取り組む日比野さん。慣れた手つきで実験装置を扱う姿がとても格好いいですね。リケジョに質問Q信州大学は、8つの学部をもつ総合大学。理系の学部では、いわゆるリケジョと呼ばれる女子学生が大勢学んでいます。彼女たちはどんな信大ライフを送っているのか?その実態を探るため、大学院 総合理工学研究科 農学専攻 食品生命科学分野1年の日比野佑香さんに密着取材しました。大学院 総合理工学研究科 農学専攻1年(農学部 生命機能科学コース卒業) 日ひ比び野の 佑ゆ香かさんSHINSHU UNIVERSITY52

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