19guide_web
40/76

1年次2年次3年次4年次TOPICS演習林の SGEC森林認証の取得平成28年2月に農学部附属AFC(アルプス圏フィールド科学教育研究センター)の演習林480haが、持続可能な森林管理に関する認証(SGEC/FM)を取得しました。11月からは認証木材の出荷も始めています。森林認証とは、森林管理の状態が、環境保全や地域社会に配慮した適正なものであることを第三者が確認・認証する制度です。信州大学ですでに実施されている環境マネジメントシステムとあわせて、持続可能な社会づくりのための実践的な教育・研究ができる体制が整ったといえるでしょう。実習や講義の内容も、これにあわせたものにバージョンアップしています。また、地域への普及にも取り組んでおり、視察などを受け入れています。現在、様々な分野で「その商品が適正に生産されたものかどうか」を重視する「持続可能な調達」が求められています。これを知識として知るだけでなく、実践の中で学ぶことには意義があります。信州大学農学部は、環境マネジメントシステムと森林認証の両方を実行している全国的にも珍しい学部です。留学生と学ぶ、講義とフィールドをつなげた グローカル農学実習農学部の地域ネットワークを活用し、長野県の農林業・農村の課題解決に向けた本学の研究と地域の取り組みについて、来学した海外協定校の学生とともに学びます。地域のフィールド視察、様々な研究室への訪問や講義の実施とともに、海外の農業・農村の現状や協定大学の研究・教育の取り組みについて情報を交換し、農学が地域の課題解決に果たす可能性について英語でディスカッションを行います。国際農学概論、信州農学概論などのグローカル講義との相乗効果により農学の意義と役割が理解され、協定校への留学や共同研究への挑戦にもつながっています。これらの経験を通してグローバルな視点と行動力を養い、ローカル課題の解決に取り組むグローカル人材の育成を目指しています。 農学部 FACULTY OF AGRICULTURE【 4年間の流れ 】導入・基礎段階応用段階 探求段階特色ある授業紹介グローバル系科目低年次は、「アカデミック・イングリッシュⅠ,Ⅱ」や「国際農学概論」を通じて、基礎英語力と農学分野における国際感覚を育みます。高年次では、英語での講義や「科学英語Ⅰ,Ⅱ」等を通じて、外国語運用能力を培います。共通教育科目教養科目と基礎科目により構成されており、社会人として不可欠な教養や専門分野に進む上で必要となる基礎を学修します。また、バランスよく異分野の科目を学修することで、学際的マインドを醸成します。コース共通基礎科目物理学、化学、生物学等の専門科目の基礎を学修します。また、「農学入門」および所属コースの概論科目に加え、他コースの概論科目を1科目以上履修することにより、農学と生命科学の基礎を学修します。先鋭領域特別講義世界水準の国際研究拠点を目指し、研究活動している先鋭領域融合研究群のバイオメディカル研究所、社会基盤研究所および山岳科学研究拠点の教員による特別講義を履修し、 農学・生命科学分野における最先端の研究についての理解を深めます。学際融合科目コース専門科目のほかに、コース指定の学際融合科目群から6単位以上を履修し、個別の分野に捉われない幅広い知識を修得します。副専攻プログラム履修希望者は、副専攻コースが開講する科目から16単位以上を履修し、さらに幅広く学修を深化させます。専攻研究研究室に所属し、個別に与えられた研究テーマに対して、これまでに修得した専門知識や技術を用いて、研究を実施し、卒業論文を作成します。一連の研究活動を通して、未知の問題を全体的に解決する能力を養います。コース専門科目所属するコースの専門科目を履修します。ここでは、専門的な知見と技能を培うための各種講義、演習、実験、実習を受講し、専門性を高めます。特に、実験、実習、演習科目等においては少人数・双方向性の高い授業展開を実施します。当該ロゴマークはSGEC(緑の循環認証会議)の許可を受けています。コース共通科目生命科学の視座で農学分野を包括して理解するため、「分子生物学」や「生物分析化学」等を学修します。また、農学を構成する様々な分野を信州という地域特性で捉える「信州農学概論」では、地域的課題を農学部に集うすべての学生が共有します。SHINSHU UNIVERSITY38

元のページ  ../index.html#40

このブックを見る