19guide_web
36/76

水を安全に変える、世界初の新素材を用いた携帯型浄水ボトルNaTiO信州大学工学部 物質化学科 手嶋・是津研究室とトクラス(株)の共同開発によって、信州大学の結晶育成技術「フラックス法」を用いて水中の重金属を除去する世界初の新素材がうまれ、本素材を用いた携帯型浄水ボトルNaTiO(ナティオ)が発売されました。新素材の重金属除去材「三チタン酸ナトリウム」は、粉末の結晶材料であり、少量の結晶材料で水にとけている多種多様な重金属をすばやく除去でき、従来よりも小型のカートリッジで高い性能を発揮します。水道水を入れてプレスするだけで、おいしく安全な水をいつでもどこでも飲むことができます。女子寮が完成しました!若里寮(長野市:2年次~)が女子学生専用階を設け、女子学生の受入を始めています。全室南向きの個室ほか、共用のミニキッチンや談話室が備えられています。TOPICS電子情報基礎実験電子情報基礎実験は電子情報システム工学科の2年次前期の演習科目です。当学科では2年次より電気電子・通信システム・情報システムの3プログラムで専門的な知識・実践経験を獲得しますが3プログラムは独自性を保ちつつも密接に関連しています。本科目ではプログラム全てに必要な実践的素養を養います。その内容は、ハードウェア・ソフトウェアを中心として、論文の執筆を念頭においた報告書の作成方法や実験データのエビデンス(証拠)の示し方など、現代における研究や開発に必要な能力を獲得します。多くの分野に跨がる電子情報システム工学科だからこそ、偏りなく幅広い知識が得られます。工芸デザイン製図 Ⅱ建築学科の3年次必修科目「工芸デザイン製図Ⅱ」では、歴史的建造物が数多くのこり、歴史的景観が維持されている地域にて、民家や街区にふさわしい家具やストリートファニチャのデザインを検討し、提案します。まず、現地調査や地元住民とのディスカッションを通じて地域特性を把握し、各々がデザインのコンセプトを立案します。続いて、スケッチや図面、模型を用いて、機能性、強度、美しさなど様々な観点から実現可能性を含めて検討し、教員とのディスカッションを通じてまとめます。最終的には講評会にて、各作品の完成度や可能性について議論します。用・強・美を併せ持ち、地域に根ざしたデザインを提案できる人材の育成をめざします。 工学部 FACULTY OF ENGINEERING1年次2年次3年次4年次【 4年間の流れ 】工学部では1年次に幅広く教養科目・基礎科目を学んだあと、2年次もしくは3年次に各教育プログラムを選択します。それぞれの専門分野の理解を深め、4年次の卒業研究に進みます。(※学科によりプログラム選択時期は異なります)例:水環境・土木工学科特色ある授業紹介1年次では自然、社会、歴史、文化に関する幅広い教養を身につけるとともに、工学を学ぶ上で必要な数学・物理学の基礎知識を学習します。最終年次は、ゼミや卒業研究を通して、それぞれの分野の専門知識をさらに深めるとともに、研究の方法を学び、それを表現する能力を養います。2年次後半において、水環境プログラムでは「水資源」、「水処理」および「水保全」、土木プログラムでは、「社会基盤」、「環境防災」および「地域計画」のそれぞれの分野ごとにカリキュラムを選択し、深い専門知識を修得します。また、実験・実習科目や総合演習を通して、総合的な能力とグループで課題に取り組んでいくために必要な対話を身につけます。共通教育教養科目、外国語、健康科学科目共通科目外国語1年生対象専門科目水環境・土木工学ゼミナール水環境・土木工学基礎微分積分学Ⅰ・Ⅱ線形代数学Ⅰ力学2年生対象専門科目水環境化学基礎水理学・演習土の力学・演習構造力学Ⅰ・演習地域の分析と計画・演習水資源工学地下水工学 など3年生対象専門科目水資源分離膜技術水処理工学水保全工学水環境実験建設構造物設計製図Ⅰ土木実験鋼構造学橋梁工学防災システム論地盤工学コンクリート構造学交通施設工学景観分析論空間情報実習上下水道工学 など4年生対象専門科目環境生態学建設構造物設計製図Ⅱエンジニアリング科目必修化されているエンジニアリング科目では他学科の講義を通して専門分野だけでなく、工学全体を見回す視点を養います。物質化学概論、電子情報システム概論、水環境・土木工学概論、建築・デザイン概論卒業研究配属された研究室で学生ごとにテーマを与えられ、指導教員のもとで課題に取り組み、成果をまとめます。年度末には卒業研究発表会を実施します。SHINSHU UNIVERSITY34

元のページ  ../index.html#36

このブックを見る