2020医学部入学案内
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 南病棟(包括先進医療棟)の運用が平成30年4月から始まりました。同棟は,地上6階,地下1階建て,ハイブリット手術室・スマート治療室などの最先端の手術設備を導入し,周産期医療の充実をはかるためGCU(新生児治療回復室)の増床,レディース病棟の新設,がん患者の医療環境を整備した信州がんセンターの機能強化をはかりました。 これにより,本院の基本理念である「診療・教育・研究の遂行」,「患者さんの人権を尊重した先進医療」そして「医療人の育成」を体現していきます。また,長野県がん診療連携拠点病院,災害拠点病院,高度救命救急センターを備えた特定機能病院として,より高度な医療をより多く患者さんへ提供することを目指しています。医学部附属病院 救急外来と救急病棟で,24時間365日の体制で急性心筋梗塞,重症外傷,広範囲熱傷など専門的治療を必要とする重症患者さんの治療・看護を行っています。 また,院内だけでなく院外においても長野県内の急性期医療の要であるドクターヘリに搭乗するフライトナースとして活動しています。外来棟外観南病棟外観平成30年4月から運用を開始した南病棟に最先端の医療設備を導入するなどして,病院機能の強化をはかりました。キャリアアップ看護師一人ひとりの能力・適性・ワークライフバランスを考えながら,成長を支援します。 信州大学医学部附属病院は,長野県では唯一の大学総合病院であり,高度な医療の提供,高度な医療技術の開発及び高度な医療に関する研修施設として,特定機能病院の承認を得ています。 本院は,長野県のみならず隣県の医療や福祉にも責任を負っていますが,同時に,医師・看護師・保健師・助産師・臨床検査技師・理学療法士・作業療法士などのいわゆるメディカルスタッフを育て社会に送り出す場でもあります。むろん,未来につながる先端的な医療技術を開発することも大学病院の大きな責務です。 本院では,約2,000名の職員(うち医師約640名,看護職員約840名)が働いており,毎日約1,400名の外来患者さんと約600名の入院患者さんの診療に当たっています。治りにくい病気を持つ患者さんが1人でも多く社会復帰できるように,スタッフ全員が一丸となって頑張っています。大学病院は,働いている人々が最高の医療人を目指して修練を積む場,あるいは世界トップレベルの医療技術の開発を目指す場でもあります。 本院は,人間性豊かな医師の育成を目指し,医学部,県内関連施設と連携し,卒前卒後の一貫した教育研修体制を整備しています。これと同時に,教育プログラムの充実を図り,次代を担うメディカルスタッフの育成にも力を入れていきます。そして院内には,全ての診療分野で世界に通じる一流の医療人になれるよう,多くの優れた指導者と最新の設備を備えています。概 要病院機能の強化急性期医療のスペシャリストとしてドクターヘリに搭乗平成26年度の実績  4月 企画マネジメント課を経営企画課に改組     医療支援課設置     組織移植再生医療センター設置  5月 日本医療機能評価機構による評価の認定(更新)  6月 糖尿病サポートチーム設置 10月 臨床試験センターを臨床研究支援センターへ改組     病院玄関へ路線バスの乗り入れ開始平成27年度の実績  4月 呼吸器・感染症内科を呼吸器・感染症・     アレルギー内科に改称     補助人工心臓診察チーム及び口腔・嚥下     ケアチーム設置    8月 リハビリテーション科及び病理診断科設置     ドクターヘリによる新生児搬送を開始  9月 立体駐車場が完成・稼働 11月 医学中央教育研修センター設置平成28年度の実績 10月 遺伝子診療部を遺伝子医療研究センターに改組 10月 院内助産リーダー養成コース 開講平成29年  2月 精神科リエゾンチーム設置平成29年度の実績 10月 医療用電子機器管理センターを臨床工学 部に改組平成30年 3月 南病棟(包括先進医療棟)の竣工19

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