信州大学海外留学ガイド2019
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15信州大学 グローバル化推進センター(GEC) 自分で計画し、信州大学を通さずに手配する留学のことを私費留学と呼んでいます。夏休み・春休みを利用していく短期間のものから、1学期以上の留学まで、留学期間や目的は様々です。情報収集や必要な手続きは自らの責任において行いますが、自分の勉強したい分野・目的・渡航先などを幅広い選択肢から自由に選べるのが魅力です。留学時期や期間によっては、本学を休学する必要がありますので、指導教員や学部に早めに相談のうえ、計画してください。私費留学自分で計画・手配する留学■スタディ・アブロード・ファウンデーション(SAF)の大学留学 信州大学が提携するスタディ・アブロード・ファウンデーション(SAF)は米国に本部を置く非営利教育機関です。英語圏6ヶ国(米国、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド)と非英語圏のヨーロッパ3カ国(フランス、ドイツ、スペイン)に約50校のネットワーク大学があり、学生はこれらの大学の中から希望に合った大学を選び、学ぶことができます。申請は学生本人が直接SAFに出願します。プログラムには学部留学、語学留学、語学+学部留学、コンカレント(語学・学部並行履修)、アカデミック・インターンシップ留学、サマーセッション留学(夏季休暇中もあり)があります。電話やスカイプでの留学個別相談を実施しているので早めに準備を始めましょう。■短期海外ボランティア 信州大学が提携するCIEE国際教育交換協議会を通じて海外ボランティアプログラムに参加することができます。環境保護、社会福祉、教師アシスタントなど様々な分野のプログラムを夏休み・春休み期間中に1週間から体験でき、世界中から集まった学生とともにボランティア活動を行います。 農学部1年〈留学時〉 陌はざ間ま 芳よし野のさん 大学1年生の夏にドイツでの環境保護プログラムに参加しました。一人で海外に行くのは初めてで、不安もありましたが、いろんな国から来た仲間と大自然の中で過ごした17日間は一生の思い出となりました。私費留学の例SAFウェブサイト:http://japan.studyabroadfoundation.org/CIEEウェブサイト:https://www.cieej.or.jp/ ダブルディグリー(二重学位)は、大学・大学院の学生が所属校で修学期間中に海外の他大学に留学し所定のカリキュラムを修了することにより、母校の学位と留学先の学位を同時に取得できる制度です。本学総合理工学研究科は、フランス国立繊維工芸工業高等学院(ENSAIT)およびタイのメイファーラン大学(MFU)、スラナリ工科大学(SUT)との間で大学院修士課程対象のダブルディグリープログラムの実施協定を締結しています。※なお学位取得を目指す長期留学にあたっては、専門分野におけるある程度の知識と、授業・研究に対応できる十分な語学力を備えていることが求められますので、遅くとも、出発の1年~2年前から準備を始めることが必要となります。 信州大学を卒業後、海外の大学院に正規留学することを希望する場合、JASSO留学生交流支援制度(大学院学位取得型)を利用して留学することができる可能性があります。この制度は、日本学生支援機構(JASSO)による、修士または博士の学位取得を目指し海外の大学院に留学する学生等を対象とした給付型奨学金で、信州大学を通じて申請します。申請にあたっては様々な準備が必要となりますので、関心のある方は早めに所属学部・研究科およびグローバル化推進センターにご相談ください。長 期長 期ダブルディグリープログラム海外留学支援制度による大学院学位取得型留学(修士・博士)※この制度に関する詳細な情報は、(独)日本学生支援機構のウェブサイトをご覧ください。  http://www.jasso.go.jp/体験者の声山やま﨑ざき 萌も映えさん総合理工学研究科繊維学専攻 先進繊維・感性工学分野1年〈留学時〉【トビタテ第5期生】留学のスタイル  繊維学部のダブルディグリープログラムを利用してフランス国立繊維工芸工業高等学院(ENSAIT)に2年間留学しました。同制度ではENSAITと信州大学の学位を同時に取得できます。将来日本とフランスをまたいで働きたいと考えている私にとって両方の学位を得る事はプラスになると考え、留学を決めました。ENSAITでは繊維技術者の視点から素材・生産・流通など繊維産業を一貫して学べます。どの授業も座学→演習→実践の順に進み、また2年目はグループワークでプロジェクトを進めていくので、今学んでいる事が将来どう関わり、活かされるのかを考えながら学べました。また、ENSAITでは4ヵ月と6ヵ月のインターンシップが義務付けられています。研修先を自分で探すのは大変苦労しましたが、それが出来た事は自信に繋がりました。研修中はEUの働き方や研究の進め方を体験でき、今後の自分に影響を与える出来事になりました。少しでも留学したい想いがある方は是非挑戦して欲しいです。留学を通して自分の価値観、考え方を刺激されることで、良い事も悪い事も含め自分を深く知る機会になるはずです。留学に要した費用の総額総額403万円1ヵ月あたりの生活費12万円奨学金トビタテ!留学JAPAN奨学金受給額総額405万円▶体験談国立繊維工芸工業高等学院(ENSAIT)【フランス】この奨学金についてはP.16

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