信州大学工学部2020
42/60

キャンパス全体に自由な雰囲気があり、建築学科のみならず地域や他分野など多様な人々との関わりから、幅広く知見を広められる環境がここにはあります。私はともに学び、語り合い、切磋琢磨できる仲間と出会い、刺激ある日々の中で建築の学びを深めています。地域や他分野との関わりを持ち、刺激ある日々を送れる。建築学科 酒向 正都(岐阜県出身)建築学科 小野田 朱音(群馬県出身)熊本地震の際に復旧・修繕活動が進む熊本城を見て、伝統建築の保存に携わりたいと考えました。そう考えて調べ、行き着いたのが信州大学です。ここ長野には国宝や重要文化財が現存し、すぐに足を運び実物を見ることができ、また、伝統建築研究も盛んです。日本固有の建築を学ぶのに、これほどの環境は他にありません。日本固有の伝統建築、それができるは、ここだった。MessagesfromStudentsカリキュラム建築学科の教育課程は、主に1年次の共通科目と2年次以降の専門教育科目に大別できます。専門科目は「歴史・計画」、「構造・材料」、「環境・設備」、「意匠・設計」の4つの分野に分けられています。1年次(主な科目)□ 設計基礎Ⅰ、Ⅱ□ 設計基礎演習□ 建築ゼミナール□ 微分積分学□ 力学□ 一般化学□ 生物学2年次(主な科目)□ 建築・デザイン工学設計製図Ⅰ・Ⅱ□ 日本建築史□ 建築計画□ 建築構造力学Ⅰ、Ⅱ□ 建築材料□ 建築環境工学Ⅰ、Ⅱ□ 建築エネルギーマネジメント3年次(主な科目)□ 建築設計製図Ⅰ、Ⅱ□ 保存再生論□ 鉄筋コンクリート構造□ 建築設備Ⅰ・Ⅱ□ 工芸デザイン製図Ⅰ、Ⅱ□ 現代デザイン学□ デザイン心理などなどなど4年次(主な科目)大学院□ 卒業研究□ 建築・デザイン工学設計製図Ⅲ□ 修士課程□ 博士課程教育の特徴231設計と施工の2つをベースに、美しさ、機能性、歴史文化、防災、環境保全の視点から、「建築学プログラム」と「工芸デザインプログラム」の2つのプログラムを展開。卒業後は、建築家として活躍する他、施工管理技術者、家具デザイナー、店舗デザイナー、住宅開発などに携わる道、公務員として社会インフラを担う道もあります。信州の特徴である自然。その豊かな自然の中で、木材利用や民家の再生など信州の特性を活かし、自然と共生する建築物を学ぶことができます。42など

元のページ  ../index.html#42

このブックを見る