信州大学工学部2020
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河村 隆 水環境・土木工学科 准教授土舗装は、雨天時にも水たまりができず、猛暑時には路面温度の上昇を抑制できる特性を有します。歩行者への負担が少なく、景観を損なわないため、歩道や公園など生活空間への活用が期待されています。冬期にひび割れなどの凍害劣化が懸念される積雪寒冷地でも積極活用できるように、私は凍害劣化に強い土舗装の研究を進めています。土によってやさしさと彩りが生まれ、特色ある街が日本に増える、そんな未来を私は信じてやみません。時代を動かす研究CITY  街の概念を動かす13やさしさと彩りの土で、きっと、街は、よみがえる。「こと」が生まれるたったひとつの建物を。アーキテクチャーデザインから、建築物という「もの」の周りに人々が集い、喜びあい、人間らしさを感じられる「こと」の創出を目指しています。そこで重要なのは、未来のコミュニティを考える視点。現在、中山間地域や中心市街を主に、公共施設設計やコンバージョン、ランドスケープデザインを手がけています。土地に生きる人々の未来を考え、新たな「こと」が生まれるたったひとつの空間をつくる、その面白さが建築にはあふれています。寺内 美紀子 建築学科 教授

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