工学部_研究紹介_2020_日本語版
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「困った」を「良かった」に変える「知的財産」中⼩企業から⼤企業まで、多くの連携実績があります。技術でお困りの⽅、ぜひ⼀度ご相談ください。【お問い合わせ先】TEL026-269-5686(信州⼤学⼯学部産学官連携室)<⼯学部から創出された知的財産>テーマ:新しい分子の設計・開発環境低負荷な新規有機触媒物質化学科助教戸田泰徳生み出された成果の特長「有機触媒」は金属触媒と異なり、炭素・窒素・酸素などの典型元素から構成されていて、回収・再利用しやすい点で環境低負荷といえます。有用な有機触媒が研究開発され、企業での事業化(試薬化など)が進められています。次世代の有機合成プロセスへの展開知的財産グループ地域や⺠間の企業・団体の皆様へグラムスケール合成テーマ:木材の新たな活用光透過性⽊材の地域産業への展開機械システム工学科教授北澤君義(有)ファインフォーミング木材に対して圧縮・熱処理を行うことで、光を透過させる性質をもった新材料を作り出します。合成樹脂などを用いない環境にやさしい、エコロジーな材料です。特許庁の補助金を活用し、プロトモデル試作を行い、地元のカラマツを利用して、事業化のための用途開発を行っています。信州の木材を使った新しい産業の創出→事業化開発生み出された成果の特長泥⼟、泥⽔の効率処理マルチドレーン真空脱⽔装置水環境・土木工学科教授梅崎健夫宇部工業(株)錦城護謨(株)×共同研究水を多く含む泥土からの脱水を簡易な設備を用いて効率的に行うもの。ドレーンと架台・泥槽・真空ポンプ・エアコンプレッサで構成され、運搬が容易で山間部でも使えます。テーマ:既存製品の新規事業への転用湖沼の水質改善、堆積土のしゅんせつに貢献生み出された成果の特長テーマ:農業の自動化ロボット制御技術で農業の省⼒化機械システム工学科教授千田有一ほうれん草やレタスの収穫には多くの人手を必要とします。そこで、これらの収穫を自動で行う収穫ロボットを開発しています。圃場の高さ検出、収穫物の位置検出、収穫物の搬送などいろいろな特許技術の集合体として、高度な装置となっています。農業現場の課題解決へ生み出された成果の特長80

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