教育学部研究紹介2019
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7教授結ゆう城き 匡まさ啓ひろ【研究分野】冬季スポーツのバイオメカニクス【研究テーマ】スピードスケートの競技力向上に関する研究 主に冬季スポーツにおける身体運動のバイオメカニクス解析及びそれらのコーチングへの適用に関する研究をしています。また、ジュニア及びエリート競技者のトレーニング、コーチング実践に加えて、コーチ養成についても研究しています。講師瀧たき 直なお也や【研究分野】野外教育【研究テーマ】野外教育の教育的効果 野外教育が青少年に及ぼす教育的効果を、様々な角度から明らかにすることを目的に研究しています。長期キャンプが小学生の「生きる力」に及ぼす影響や、大学生の社会人基礎力への影響等、その対象は幅広いです。また、効果的な指導法やプログラム開発等についても研究を行っています。野外教育は実践がとても重要です。野外に出て、自然と直に触れ、子どもたちと関わり、様々な実践を通して学びを深めます。担当授業:野外教育概論、野外教育指導法演習、登山実習、雪上キャンプ実習 等著書:「野外教育における安全管理と安全学習」「絵本でつくるワークショップ」ほか論文:「キャンプが子どもの大脳活動と「生きる力」に及ぼす影響」   「70日間の長期寄宿体験が児童の生きる力に及ぼす影響」ほか教授寺てら沢さわ 宏こう次じ【研究分野】健康教育【研究テーマ】健康教育についてのシステム構築著書:「今日から始める認知症予防トレーニング—運動と食事で健康寿命をのばす—, ほうずき書籍, 2017」論文:「Comparative survey of go/no-go results to identify the inhibitory control ability change of Japanese children. BioPsychoSocial Medicine.8:14,pp1-7.2014 」 子どもと高齢者の脳の抑制機能について研究している。脳の抑制機能は子どもでは備わりにくく、また高齢者では衰えやすくなっていることが明らかになってきている。この状況を改善していくために運動とコミュニケーションをコンセプトとした健康教育システムを構築し、日本、東南アジアで実践している。野外教育コース野外教育コース 野外教育コースは、信州の豊かな大自然の中で行われる登山やキャンプなどの「自然体験活動」を指導できる教員の養成、スキー・スケートが盛んな地域のニーズに応える「冬季スポーツ」を指導できる教員の養成をめざしています。さらに、頻繁に発生する自然災害から「自らの命を守る安全教育」に取り組むことができる指導力を備えながら、小学校または中学校(保健体育)のいずれかの教員免許を取得することができます。授業では学生の固定観念を突破するようなテーマについて考えさせ,スポーツ指導の経験者として意見を述べ,深い考えに触れる機会を作るなど双方的な授業を実現しようと工夫しています。スポーツは痛みや辛さを克服して自己をコントロールし,その高みを極めるための人間力を成就させる貴重な学習ツールだと信じています。子どもや選手から発せられる小さなサインに気づく豊かな感性を備えたスポーツ指導者の養成を目指しています。(信濃毎日新聞社)(共同通信社)NO PHOTO

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