教育学部研究紹介2019
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26教授村むら松まつ 浩ひろ幸ゆき【研究分野】技術教育学【研究テーマ】デジタルファブリケーション/知的財産学習/ロボット/技術の教材開発   中学校技術科を主対象に、“おもしろい”教材の開発を中心にして実践研究をしています。企業との共同研究も多数。平成27年度文部科学大臣科学技術分野表彰等、複数の受賞。また、社会貢献として全国の先生方が利用する技術の教材サイト「ギジュツドットコム」を運営すると共に、NHK高専ロボコン審査員等、各種委員も担当。 2016年からは学部内に教員養成系初となるデジタルファブリケーション工房「FabLab長野」を設置し、デジタルものづくりに取組中(https://fablab-nagano.org/) 。教授西にし  正まさ明あき【研究分野】情報科学、技術科教育学【研究テーマ】コンピュータとネットワークを活用した教材開発とその情報教育/技術教育上の効果的活用 コンピュータとネットワーク自体、およびその応用と活用を研究しています。 コンピュータの動作を理解しやすくしたweb動画教材、パソコンを用いた測定教材、プログラミング言語のweb学習教材、音声認識を用いた発音練習教材、モーションキャプチャを用いて正しい指使いを訓練するキータッチ教材など数々のICT教材を開発し活用しています。 また、マイコンやタブレットにさまざまなセンサーを組み合わせてゲームや実用的な作品を工夫して製作することで、積極的に学んで理解したい意欲を湧き出させるPBL型の授業を実践しています。学外ではザリガニロボットやマイコンカーを用いたものづくり活動を通して学童、生徒との交流を図って学生の教育実践力を支援しています。教授佐さ藤とう 運うん海かい【研究分野】生産工学、加工学材料加工、組織制御工学【研究テーマ】工業材料の表面加工・洗浄・改質処理 精密デバイスの高密度化、高性能化にともない、その構成部品の表面性状に対する要求も厳しくなる。当研究室は化学薬液の代わりに、環境に優しい、コストも低い電解水を用いて、精密デバイス用金属材料、半導体材料およびセラミックスなどの工業材料に関する表面洗浄、加工および改質処理などの研究を行っている。電気分解によって電解水(電解還元水と電解酸化水)が得られる。電解還元水はアルカリ性で、研磨材微粒や切削油剤などの除去洗浄に優れ、シリコンウエハの研磨加工にも応用できる。電解酸化水は酸性であり、鉄、銅およびニッケルなどの金属表面に対するエッチング作用が強く、これらの材料の表面加工、粗化処理および改質処理に応用できる。 詳細について、信州大学研究者総覧をご参照ください。 子どもの発達の上で、ものづくりの経験や技能は大変重要です。また、現代社会では、ネットなどの情報技術、エネルギーや資源等々、技術・環境に関わる課題・問題がたくさんあります。本コースでは、こうした課題・問題に対応し、ものづくり・環境について指導できる小学校教員、および技術・情報・環境について指導できる中学校技術科の教員養成を目的としています。 授業では、楽しいものづくりから最先端の加工や情報技術までの幅広い内容を、理論だけにとどまらず、実験的・体験的に学んで、実践力を系統的に身に付けていきます。ものづくり・技術教育コース電力システム学習「でんまねNet(特許出願教材中)」ものづくり・技術教育コース

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