教育学部研究紹介2019
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24保健体育コース教 授岩いわ田た 靖やすし【研究分野】体育科教育学【研究テーマ】体育授業の教授学的研究 小学校や中学校の体育・保健体育の「よい授業」の実現のために、その目標や学習内容を探究しながら、教材づくりや教授行為など広く教授学的な研究に取り組んでいます。特に、専門的に深めているのは、「学習内容研究」(体育では、「何を」おしえるのか?)と「教材づくり」(「何で」教えるのか?)の問題領域です。 これらに関連した研究成果を次のような著書にまとめてきました。 ○『体育の教材を創る』 (大修館書店) 2012年 (単著) ○『ボール運動の教材を創る』 (大修館書店) 2016年 (単著) ○『体育科教育における教材論』 (明和出版) 2017年 (単著) ○『初等体育授業づくり入門』 (大修館書店) 2018年 (共編著)         ◇ 健やかな心と身体を育む            運動の真の楽しさを追究する ◇  子どもたちの体力低下や運動離れをいかに食い止めるか。現代ほど、子どもたちと体育・スポーツの関係性がクローズアップされる時代はないかもしれません。ボールがうまく投げられない子どもには、どんなふうに教えたらよいのか。スポーツが持つ真の楽しさを伝えるには、どうすればよいのか。体育の授業は、運動ぎらいの子どもたちに運動好きになってもらうチャンスでもあります。保健体育コースでは、子どもが大好きで、スポーツが大好きな、人間味と情熱に溢れた教師の養成を目指しています。准教授三さん條じょう 俊とし彦ひこ【研究分野】運動方法学【研究テーマ】走・跳動作の分析と陸上運動/陸上競技の指導方法の研究 論文:スプリントトレーニングにおける実験的研究—ある動きを強調した疾走練習について—/小学校走幅跳の発達と最適助走距離/小学校高学年走幅跳の跳躍距離を決定する要因—練習効果についての考察を含めて—/走り幅跳びの踏切り調整におけるVariable Run-Up Method の効果/女子大学生におけるスキッピングトレーニングが短距離疾走能力・疾走フォームに与える効果/女子大学生のハードル走におけるインターバル各ステップの歩幅の変動性/ハードル走の観察学習におけるモデル呈示角度の効果に関する実験的研究/スプリント走における自己のイメージに関する研究/走幅跳記録の変動要因に関する研究/小学校短距離走指導に関する考察/体育科教育における陸上競技の教材づくりに関する基礎的研究/ ほか教授和わ田だ 哲てつ也や【研究分野】体育・スポーツ史、武道史【研究テーマ】近世剣術の競技化・スポーツ化過程に関する研究/武術伝書類に関する研究論文:「近世剣術伝書『幣帚自臨傳』に関する一考察」/「岩国藩における竹刀打込稽古の普及と他流試合の活性化について」/「近世後期における剣術他流試合活性化の実態に関する研究—阿波吉野川沿岸地域と武田家の関口流について—」/「武田家の私塾「神全塾」について—その武芸教育を中心に—」/「武田家の関口流の伝書類とその伝授の実態について—伝書類の整理と相伝階級の検討—」/「Implication of the Learning Theory of Edo Era Martial Arts to a New Ethical Paradigm of Sports」/「近世剣術における剣術のスポーツ的展開-武田家の関口流における野稽古を中心に-」/「武田家の関口流における野稽古とその実施形態の変化」/「『天真伝白井流兵法遣方』における白井亨の履歴について―その史料学的信頼性の検討―」 ほか保健体育コース

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