教育学部研究紹介2019
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21音楽教育コース准教授桐きり原はら 礼あや【研究分野】教科教育学、音楽教育【研究テーマ】音楽教育における異文化理解・多文化共生/スペインの音楽教育カリキュラム  学校の多文化化に伴い、音楽を通して異文化理解や多文化共生をどのように実現していくことができるか、近年ではスペインの音楽教育を対象として研究を進めています。著書:「新版 小学校音楽科教育法」 教育出版  ほか論文:「多文化状況下における児童間の関係性構築に向けた音楽教員の対応に関する考察―スペイン・ムルシア州におけるインタビュー調査を通して―」/「ボディー・パーカッションを中心とした身体表現活動における学びについて―スペインの初等音楽科における取り組みより―」 /「Educación Musical en Japón y en España: análisis del Currículum para Educación Primaria」 /「諸外国の音楽の学習に関する研究動向」 ほか准教授吉よし田だ 治はる人と【研究分野】トランペット演奏、管楽器及び吹奏楽指導、指揮【研究テーマ】管楽器演奏における音楽表現/吹奏楽・オーケストラの指揮・指導/吹奏楽指導者育成  論文:「音楽教育の一環としてのスクールバンド指導の在り方に関する考察」/「スクールバンドの教師と生徒 —アーノルド・ジェイコブスの演奏哲学“Song & Wind”の視点による考察—」/「管楽器演奏における吹奏法の指導に関する考察 —ペタンクの投球原理を転用して—」/「指揮教育における学習プロセスの在り方に関する考察 —基本動作への導入を視点として—」/「教員養成課程における指揮教育の手法に関する実践研究 —アクティブ・ラーニングとe—Learningの活用を通して」C D:「Trumpet+Piano」(トランペットとピアノの為の室内楽曲集) 「Trumpet+Orchestra」(オーケストラ伴奏によるトランペット協奏曲集) ※学校現場で年間100回(のべ回数)を超える吹奏楽指導を展開しています。 准教授田た島じま 達たつ也や【研究分野】声楽【研究テーマ】声楽演奏の実践研究 これまでクラシックの声楽演奏家として、ヴェルディ「椿姫」、プッチーニ「ラボエーム」、モーツァルト「魔笛」をはじめとする多くのオペラ公演や、ヘンデル「メサイア」、ベートーヴェン「第九」をはじめとするコンサート等に出演してきました。今後も、こうした演奏活動を通して、より良い演奏や人の心に届く演奏とはどのようなものかを研究していくとともに、将来の音楽科教員にとって、どのような技術や感性を身に着ける必要があり、それらを学校現場においてどのように指導していけばよいかについて、研究を行うとともに授業でも取り上げていきたいと考えています。准教授小お野の 貴たか史し【研究分野】作曲、音楽理論、音楽学【研究テーマ】現代音楽の作曲/音楽美学 日本交響楽振興財団第20回作曲賞最上位入選・日本財団奨励賞(1998)。文化庁舞台芸術創作奨励第2回国立劇場作曲コンクール入賞(1999)。第69回日本音楽コンクール作曲部門第1位,安田賞(2000)。第24回名古屋文化振興賞(2008)。ユトレヒト管楽アンサンブル創立30周年記念国際作品公募入選(2011)。作品:“Active Sonar”for Piano and Orchestra(2000),“Rota-multiple”for 13 Instru-ments(2010),“Dub-multitude”for Doulbe Orchestra(2011),“Have a good night”for Piano and Orchestra(2015),“Traced Segments”for 7 Players and Live electronics(2016),“Vintage Time Machine”for Piano and Live electron-ics(2018)等。論文:「作曲過程研究」(1)~(3),「ルイス・フロイスの記述における中世日本の音楽観」,「音楽,あるいは虚構としての時間」,「高柳昌行とアクション・ダイレクト」等。

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