教育学部研究紹介2019
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11英語教育コース准教授田た中なか 江こう扶すけ【研究分野】理論言語学 【研究テーマ】統語論/意味論著書(共著):『日英比較構文研究』/『ことばの本質に迫る理論言語学』/『書評から学ぶ理論言語学の最先端]』/『大学で教える英文法』/『くらべてわかる英文法』ほか事典:『言語科学の百科事典』/『数理言語学事典』ほか論文: "Japanese pronoun hon-non" Journal of Japanese Linguistics Vol. 34, (2018) (共著) /"The So-Inversion Construction Revisited" The Linguistic Review Vol. 27, (2010) (共著)/"The Locative Construction in English and Japanese" Linguistic Analysis Vol. 34, (2008) (共著)/ 「低評価を表すナンカと否定極性表現anyの類似性:日本語と英語の対照研究」『日本語文法』 (2013)、 (共著)/「場所構文の相関関係」畠山雄二(編)『日英語の構文研究から探る理論言語学の可能性』 (2012)、 (単著)/「場所句倒置構文と事象構造」『レキシコンフォーラム』第3号 (2007)、 (単著)ほか 准教授金かね子こ 史ふみ彦ひこ【研究分野】英語文学【研究テーマ】英語教育と英語文学/様々な観点からの英語文学/英語児童文学の解読   教育学部ということを考慮して、英語文学を学ぶことが英語を教える上でどのような意義・効果があるかということを研究しています。最近は特に『不思議の国のアリス』の研究に力を入れています。日本でも大人気の同作品ですが、それはディズニー版の人気であり、原作はそれとかなり異なり、言葉遊び等様々な仕掛けに溢れた作品です。そういった言葉遊びの和訳例を通して日本語と英語の特性について理解したり、英語で書かれたものを完全に理解するには原文で読む必要があるということを教える方法を考えたり、言語の特性には文化的背景があるといったことを考えます。教授酒さか井い 英ひで樹き【研究分野】英語科教育、第二言語習得【研究テーマ】第二言語習得におけるインプット及びインタラクションの役割/第二言語処理/動機づけ   母語の後に学ぶ言語を第二言語と言います。私の研究は、第二言語の習得過程を調べることです。また、第二言語習得に影響を及ぼすと言われている個人差要因である動機づけの研究も関心があります。主な著書:『小学校で英語を教えるためのミニマム・エッセンシャルズ―小学校外国語科内容論―』(編著、三省堂)、『はじめての英語教育研究―押さえておきたいコツとポイント―』(共著、研究社)、『最新英語学・言語学用語辞典』(共著、開拓社)、『小学校外国語活動 基本の「き」』(単著、大修館書店)、『小中連携を意識した中学校英語の改善』(共著、三省堂)、『英語が使える日本人の育成―MERRIER Approach のすすめ―』(編著、三省堂)英語教育コース◇世界とのコミュニケーション力を育てる◇ 地球儀をグルリと回してみると、日本の外にはとても大きな世界が広がっていることがよく分かります。グローバル化が進み、世界中で人と人のコミュニケーションがどんどん活発化していく中で、その要となる英語の習得は子どもたちにとって大切な将来の糧となります。 英語教育コースでは、教職に就く学生が自信をもって英語を担当できる知性と教養を身につけるとともに、さまざまな演習などを通じて確かな指導力を育てること、そして英語という学問を通して豊かな人間性や国際性を培うことを目標にしています。

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