人文学部_学部案内2020
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48Academic Staff准教授 | 髙瀬弘樹[認知心理学]複雑で多様な環境の中で, 人間はいかに意味のある情報を知覚し行為を組織化しているかに関し, 「人間–環境(他者を含む)」をマクロな協調システムとして捉える観点から, ダイナミカル・システム・アプローチを援用し実証的研究を進めている。心理学・社会心理学コース || 社会心理学分野————————————————————准教授 | 岡本卓也[社会心理学・グループダイナミックス・コミュニティ心理学]集団所属の心理過程を中心に, 集団と人の関係性について研究している。最近では, 居住地域への愛着が人々の行動に与える影響や, 景観に対する意識にも関心を持っている。また写真を用いた調査(写真投影法)の可能性についても検討している。̶准教授 | 松本昇[臨床心理学]なぜ精神疾患が生じ, 維持されるのか, そのメカニズムを実験的な手法を用いて研究している。特に, うつ病やPTSDの記憶の異常に関する研究を行っている。また, それらのメカニズムに基づく効果的な治療法の開発を行っている。————————————————————歴史学コース || 日本史分野————————————————————教授 | 山本英二[日本近世史]専門の時代は17–19世紀を中心にした日本近世–近代史。具体的な研究テーマは, 江戸時代における偽文書や由緒書を通じてみた民衆意識の研究, および「慶安御触書」の成立に関する基礎的研究。̶教授 | 大串潤児[日本近現代史]主に研究している時代は戦後史, とくに占領期から1950年代の地域社会をあつかう。具体的には長野県をフィールドに青年団運動や村政民主化運動, 女子たちの運動を通して, 戦後民衆思想史を研究している。歴史学コース || 東洋史分野————————————————————准教授 | 豊岡康史[中国近世・近代史]現代の東アジアは, どのような歴史的な過程を経て形成されたのか, という点に関心を向けながら, 18・19世紀の清朝中国をめぐる国際関係について研究している。香港・マカオ・台湾をふくむ中国東南沿海の歴史を主なフィールドとしている。

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