人文学部研究紹介2019-2020
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7主要学術研究業績所属学会と学会での活動経 歴研究から広がる未来と将来の進路●研究分野哲学・芸術論コース●准教授 北村 明子舞踊学,身体論芸術コミュニケーション分野●現在の研究テーマ1.現役のダンサー・振付家・演出家。“メディアとしての身体”について,身体論,演出論,舞踊論の視点から,実践的な舞台創作を通して研究しています。2.アジアの伝統武術や舞踊の身体技法を研究しています。その土地特有の習慣から儀礼まで,生活に溶け込む芸術・芸能,それを取り巻く文化背景などをフィールドワークを通してリサーチし,伝承されていく身体技法,伝統と現代の身体技法や表現における繋がりや発展の考察をしています。舞台作品,身体表現を体験し,解釈することから,異なる思想・文化,様々なメッセージとコミュニケーション方法論を学ぶ。これは,多様な価値観が共存する現代社会における,芸術表現の役割の重要性を認識し,豊かな教養を経験を通して身につけていくことであり,芸術文化に携わる公的機関や企業の企画・制作,メディアに関わるあらゆる進路へと活路を開く。<舞台芸術実践研究>・アジア国際共同制作舞台作品Cross Transit 「土の脈」  演出・振付・出演,平成30年 10月12〜14日,KAAT神奈川芸術劇場,KAAT神奈川芸術劇場主催, 芸術文化振興基金,国際交流基金アジアセンター アジア・文化創造協働助成事業,平成30年10月20日,まつもと市民芸術館,主催:一般財団法人松本市芸術文化振興財団,後援:松本市,松本市教育委員会(松本公演)・「TranSenses」  演出・振付・出演,平成29年1月6,7日,Japan Society N.Y主催,平成29年4月27-30日,Tangente,Montreal 主催,招聘発表,科学研究萌芽研究助成事業美術解剖学会,舞踊学会所属95’文化庁派遣在外研修員。Bates Dance Festival(USA),American Dance Festival(USA)にて委託作品発表。代表作“nks”(01年国内初演)は多数都市にて上演,モントリオールHOUR紙2005年ベストダンス作品賞受賞。05年ベルリン「世界文化の家」委託作品ghostly roundは2008年まで世界各国で上演し,絶賛を得た。2011年インドネシア国際共同制作To Belong project(第7回日本ダンスフォーラム賞受賞)を開始し,国内外にて毎年新作を上演。2015年ACC個人助成日米芸術交流プログラムグランティスト。2016年アジアとのプロジェクト第2弾CrossTransit projectを始動,2017年はカンボジア,2018年は神奈川芸術劇場,まつもと市民芸術館で上演。2017年,サウンドモーフィングとダンスの実験として,ソロ作品TranSensesをNY,モントリオールにて発表。公式HP www.akikokitamura.com 2017年度はまつもと市民芸術館にて身体表現のワークショップを実施。学生とアーティストの交流から,身体表現に様々な角度から視座を投げかける実習授業を展開。

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