人文学部研究紹介2019-2020
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10経 歴●研究分野所属学会と学会での活動主要学術研究業績研究から広がる未来と将来の進路文化情報論・社会学コース社会心理学,情報コミュニケーション学文化情報論分野●現在の研究テーマインターネット利用者の心理と行動 「SNSで個人情報を勝手に公開される」「知らない人から連絡が届く」…。 私たちはインターネットを利用する中でさまざまなトラブルに遭遇します。 そういったトラブルが何故生じるのか,どのような人がトラブルに遭いやすい のかについて,若年者・高齢者を対象に研究を行っています。ストレスの潜在的評価 現代日本は「ストレス社会」と言われ,私たちは日々ストレスを抱えています。 自分のストレスに気づかないまま生活し,病気にかかることもあります。 そうしたストレスをスマートフォンを用いて潜在的に評価する方法を研究しています。インターネットに関する研究は,若年者や高齢者に対するメディアリテラシー教育への応用が期待されます。ストレスの潜在的評価に関する研究は,企業等での新たなストレスチェック法としての応用を目指して研究を進めています。卒業生の就職先は,公務員や民間企業(IT系など)が中心です。インターネット利用者の心理と行動 佐藤広英・太幡直也 (2018). 高齢者におけるインターネット利用者の情報プライバシーの特徴     老年社会科学, 40(3), 271-282. 佐藤広英・太幡直也 (2016). 情報プライバシーに基づくSNS利用者の類型化  メディア・情報・コミュニケーション研究,1,15-26. ストレスの潜在的評価 佐藤広英 (2018).「スマートフォンで潜在的なメンタルヘルスを評価するアプリケーションの開発」   科学研究費補助金基盤研究(C)研究代表者 Sato, H.,& Kawahara, J. (2012). Assessing acute stress with the Implicit Association Test.   Cognition and Emotion, 26, 129-135.・日本心理学会・日本教育心理学会・日本パーソナリティ心理学会(学会誌常任編集委員) ・日本社会心理学会・社会言語科学会・日本老年社会科学会など2009年3月筑波大学大学院人間総合科学研究科を修了(博士(心理学))。産業技術総合研究所・特別研究員, 筑波大学大学院教育研究科・特任研究員などを経て,2012年10月より現職。●准教授 佐藤 広英

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