研究紹介2019-2020
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37 工学、アート系のデザイン分野と農学、フィールド系の森林科学分野という2つの異なる分野にまたがった研究を行なってきました。 「エコロジカル・プランニング」「人と自然の関係性のデザイン」をキーワードに、実際の地域づくりに研究者、アドバイザーとして関わりながら、多くの地域住民に受け入れられる持続的な地域づくりを模索していきます。 学生にとっても、 「大切な場所」が広がるような実践的な 地域との共同研究を目指しています。 造園学研究室 上原 三知 准教授 信州大学 造園学研究室 芸術工学博士 (九州大学) 環境省環境カウンセラー JLAU日本ランドスケープ・ アークテクト連盟 IFLA委員会 スワムプランニングと呼ばれるランドスケープの計画手法を応用した東日本大震災の被災地の復興計画(左)と実際に敷地計画に関わった復興住宅地(右) デザインを科学する ー総合的な地域づくりに貢献ー 研究室では、国内外の総合的な環境デザインの成功モデルの計画論的な調査研究を行うとともに、その日本における地域再生計画や、公園緑地計画への応用について実践的な調査研究を行なっています。 ランドスケープ・デザインは近代造園学とも呼ばれ、環境の保護と開発の両立を実現する分野です。 東京都庁土木職、横浜市役所、長野県土木職、 長野県安曇野市役所、長野県伊那市役所、 造園設計事務所など地域計画や公園緑地行政等の専門職につく学生が多いです。 英国におけるパブリックフットパス(自然散策路)とセットになった 美しい景観計画モデルの研究(左) その成果を応用した里山保全型 の自然散策路の設計とそのリラクセーション効果の測定(右) 研究から広がる未来 卒業後の未来像 森 林 ・ 環 境 共生学コース

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