研究紹介2019-2020
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内川 義行 助教 長野県職員を経て2000年4月より信州大学農学部。 中山間地域の農山村における地域の自立と持続に関する研究を、農村の整備技術を軸に検討する。 (写真) 国文化財・姨捨棚田保全のための整備計画とCGを用いた設計案 長野県北部地震・栄村の震災調査 農村計画学研究室では、 1.棚田の整備と保全技術 (①農地の区画整備およびゾーニング計画、②農作業機械事故防止の ための生産基盤と作業機械条件) 2.震災被災地の復興に資するむらづくり計画技術 3.農山村の新たな土地利用計画技術 (①中山間地域における市民農園、②農・林・畜産業の一体的地域計画の策定技術) について研究・実践を行っています。 国家・県・市町村公務員(農業土木職) 計画設計施工コンサルタント その他、就農、教員、など 農村計画学研究室では、地域の住民・行政等の関係者との連携協力を受け、農山村の実態を知るフィールド調査を行い、研究を実践しています。 これまでの経緯を大切にしつつも、旧来の思考にとらわれることなく、地域・農山村が抱える課題を、新たな視点から解決することを目指しています。 中山間地域における市民農園、農林畜(山地酪農)一体的土地利用計画の検討 農村計画学研究室 研究から広がる未来 卒業後の未来像 中山間地域・農村の整備と地域づくり 佐々木 邦博 教授 1985年に信州大学農学部に赴任して以来、信州大学で教育研究を続けている。専門は造園学。特に庭、公園、自然公園、名勝地などの歴史的研究を行っている。 長野市松代町における水路網と池庭の分布。町全体の特性がわかる。 庭園の構成や植物を調査し、記録している 緑の環境と文化を探り、 環境と景観を向上させる 緑がある快適な環境を保全する、あるいは創りだすのが、研究の目的です。庭園や公園、森林など緑の場所には歴史、そして生活と関連した文化があります。現状の空間特性、環境や景観の特徴と上記の点を調査し研究して、機能や景観を保全し向上させるための緑地計画、また新たに創りだす緑地計画を作成していくための研究を行っています。さらに、各場所の研究にとどまらず、広範囲に都市全体を調査研究の対象とし、都市にあるさまざまな緑地の特性と関連性を明らかにしていく研究を行っています。 研究室では、緑地や景観の保全や創造・計画・管理に関する研究以外にも、自然公園や森林公園の中でのレクリエーション活動や、緑によるまちづくりなどの研究も行っています。緑豊かなより良い生活環境づくり、そして自然の公園を含め、緑地の環境保全とさまざまな社会的ニーズに対応した利用の実現を目指していきます。 公務員になり、造園の専門家として活躍したり、造園関係のコンサルタントや建設業の会社、また公園の管理や運営を行っている会社に就職しています。 造園学研究室 研究から広がる未来 卒業後の未来像 36 森 林 ・ 環 境 共生学コース 森 林 ・ 環 境 共生学コース

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