大学概要2018
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信州の豊かな自然環境や地域の生活・文化・産業の現場を活用し、信州大学は特徴ある教育を展開してきました。地域の企業や自治体による寄付講義なども多数用意し、一年次の共通教育から各学部の専門教育まで「信州活用型教育」によって、人間力溢れる人材を輩出しています。平成25年度からは、文部科学省の「地〔知〕の拠点整備事業(大学COC事業)」に採択され、これまでの蓄積を基に、地域(Local)・環境(Green)・国際(Global)の3つの志向と中山間地や健康長寿、キャリア形成などの7つの地域課題分野を設定し、基礎や専門・先端知識とともに学問と社会の繋がりに必要な素養(Linkage、Literacy、Gentle)を深める授業の体系化を進めてきました(平成29年度事業終了)。また、平成27年度には「地〔知〕の拠点大学による地方創生推進事業(COC+事業)」にも採択され、キャリア教育にも力をいれています。入学時から自身の将来を意識しながら学修・学生生活を送るためのポートフォリオの開発、地域企業や自治体と協力したコーオプ教育/インターンシップなどを拡充しています。さらに地域での学びを求める学生には、平成29年度より全学横断特別教育プログラム「ローカル・イノベーター養成コース」を設置し、実践を通じて課題解決能力を高める機会を提供しています。野生植物生態基礎演習は自然豊かな伊那谷の里山を訪れ樹木に親しみます。樹種によって様々な葉や枝の形を、実際に触れながら観察します。樹木、さらには森を科学するための第一歩です。伊那谷の里山で郷土の樹木を観察する特色2:信州活用型教育自然あふれる信州の地域性を活かした教育08

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