大学概要2018
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 総合医理工学研究科は、本学の教育・研究の理念である、「信州の豊かな自然、その歴史と文化、人々の営みを大切にします。」「その知的資産と活動を通じて、自然環境の保全、人々の福祉向上、産業の育成と活性化に奉仕します。」「世界の多様な文化・思想の交わるところであり、それらを理解し受け入れ共に生きる若者を育てます。」「自立した個性を大切にします。」並びに「信州大学で学び、研究する我々は、その成果を人々の幸福に役立て、人々を傷つけるためには使いません。」に基づき、信州の豊かな自然環境のもと、地域に根ざし世界に開かれた大学院として、それぞれの専門分野において社会に資する有為な博士人材を育成するための教育・研究を推進します。 本研究科は、医学、理工学から生命医工学にわたる幅広い学問分野を網羅する利点を生かして、専門研究分野における深い知識・卓越した技能に加えて、専門分野以外の課題を見渡すとともに自身の研究課題の社会的意義を再認識する俯瞰力、課題の本質を見抜き解決方法を見出す洞察力、専門分野近傍の課題に対して新たな知見・技術を見出す応用力と健全な倫理観を兼ね備えた博士人材を養成することを教育・研究の目標とします。総合医理工学研究科〈松本・長野(工学)・上田・伊那キャンパス〉●博士課程(医学系専攻、総合理工学専攻、 生命医工学専攻) 本研究科の各専攻の目的は、次の各号に掲げるとおりとします。1.医科学専攻は、心とからだを結ぶヒューマンサイエンスを機軸にした新しいネットワークをつくり多彩な人材を養成することにより、社会への総合的な貢献を図ることを目的とします。2.保健学専攻は、高い倫理観と豊かな人間性を有し、高度な専門知識・技術、科学的根拠に基づく臨床問題解決能力、国際的な視野を持つ高度専門保健医療職者を育成することを基本理念とし、精神的・身体的・社会的な側面から人間を全人的な存在としてとらえ、保健・医療・福祉に関する教育及び研究の成果を社会に還元することにより、健康保持と疾病や障害の予防・治療・医療安全に広く貢献し、人類の幸福と福祉の向上に寄与する保健学を構築することを目的とします。医学系研究科〈松本キャンパス〉●修士課程(医科学専攻、 保健学専攻) 本研究科は、信州の豊かな自然環境のもと、地域に根ざし世界に開かれた大学院として、教育・研究の目標等に基づき、理学、工学、繊維学、農学並びに生命医工学の各分野において、社会に寄与する有為な人材を養成することを目的とします。 また、先鋭領域融合研究群の5つの研究所と連携して最先端領域の研究を推進します。 これにより、高度な専門的知識と実践的技術力を持つとともに、それをさまざまな課題解決に柔軟に応用できる高度専門職業人を育成することを教育・研究上の目的とします。総合理工学研究科〈松本・長野(工学)・上田・伊那キャンパス〉●修士課程(理学専攻、工学専攻、繊維学専攻、 農学専攻、生命医工学専攻)大学院45

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