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16信州大学は、2018年11月に信州大学松本キャンパスにおいて、米国・カリフォルニア大学デイヴィス校と大学間学術交流協定を締結しました。医学部生理学教室沢村達也教授(次世代医療研究センター兼任)の招聘によりカリフォルニア大学デイヴィス校ラルフ・グリーン特別教授が来学し、協定書を取り交わしました。本協定に基づき両大学医学部間で学生交流を開始する予定です。当日は、今後の学生交流および研究交流の具体的な発展に向け、医学部による研究発表交流会が設けられ、田中榮司医学部長をはじめ、計12名が本学より出席しました。信州大学医学部の最新の研究成果や今後の研究課題について発表が行われたことに対し、血液病理学の世界的権威であり、現在も臨床検査学者として米国国立衛生研究所、WHO等のコンサルタントを務めるグリーン特別教授は大変ご関心を示され、活発に質問されたのち議論が白熱しました。最後にはグリーン特別教授よりカリフォルニア大学デイヴィス校の紹介など熱心な発表を賜り、およそ2時間半に渡った交流会は、今後の学生交流および研究交流について前向きな発展への可能性を十分に示す有益な場となりました。また、世界的に高名な農学部を有するカリフォルニア大学デイヴィス校の意向により、本学農学部との交流の可能性についても会談しました。今後継続的な学生交流や研究者交換の連携を深められるよう努めていきます。米国・カリフォルニア大学デイヴィス校と大学間学術交流協定を締結信州大学は、2018年12月に研究および教育で名高いイタリア・トリエステ大学と大学間学術交流協定を締結しました。田中榮司医学部長を含む信州大学代表団がトリエステ大学で開催された調印式へ出席し、Maurizio Fermegliaトリエステ大学長が大学間協定書へ、また、トリエステ大学生命科学部並びに同大学医学部、信州大学医学部それぞれの学部長が学部間研究交流および学生交流合意書へ署名し、更なる発展へ向けて相互に協力していくことを約束しました。今回の締結は、信州大学医学部およびバイオメディカル研究所組織発生学の佐々木克典教授とトリエステ大学生命科学部Gabriele Stocco教授との研究交流に端を発し、その後、両研究室間での学生交流を経て両大学医学部間への交流に発展しました。今後は、両大学間での研究および学生交流がより活発になる予定です。2日間に渡って行われた調印式とディスカッションでは、信州大学医学部における研究活動が紹介され、トリエステ大学の研究者たちから高い関心が示されました。また、信州大学代表団はトリエステ市主要病院のひとつであるBurlo病院も訪れ、トリエステ大学とBurlo病院の研究チームと行ったディスカッションにおいては、交流についての具体的な意見が出され、今後、協議を進めることとなりました。今回の表敬訪問により、両大学が建設的且つ円滑な協働関係を構築することができたと強く感じています。イタリア・トリエステ大学と大学間学術交流協定を締結関係者による記念撮影関係者による記念撮影
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