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142018.12.8.(※)社会から求められる高度キャリア人材を育成するため、昨年度から信州大学が実施している「全学横断特別教育プログラム」のひとつ。地域社会が抱える問題を的確に分析し、解決策を実践できる人材育成を目指したコース■ 出展者インタビュー信州大学がキャリア教育に力を入れていることが伝わってきましたね。学生目線のイベントということもあって、学生さんたちとの距離も近いと感じました。運営も一般的なイベントと遜色ないものでした!ざっくばらんに疑問に思っていることを聞けたのもよかったです。学生らしいいい意味で砕けた雰囲気があり、だからこそ伝わりやすかったのではと思います。民間か公務員かといったイメージだけで分けて考えるのではなく、1つの働く場所として同じ視点で考え、選択の幅を広げて欲しいと伝えました。学生さんが働くイメージをどう持っているのか知りたいと感じていたのでいい機会になりました。ら参加者を誘導する場内アナウンス、会場設営や渉外に至るまで、そのほとんどを学生たちが取り仕切りました。「いきなりインターンシップに行っても働くイメージすらできていない学生も多い。まずは早い段階で仕事について気軽に語り合う場が学生にとっては必要です。また企業だけでなく、学生のニーズを取り入れたキャリア教育を実践するためには、『学生視点』が必要不可欠。学生たちにひとつのプロジェクトを作り上げるという経験をしてもらうのと同時に、学生のニーズを取り入れたキャリア教育を実践するために、今回企画した取り組みでもあります」。学生たちを指導した信州大学キャリア教育・サポートセンター勝亦達夫助教はそう話します。信州大学から実行委員会に参加した学生は、全員が信州大学独自の教育プログラム「ローカル・イノベーター養成コース※」の履修生。次世代の地域社会を舞台に活躍できる人材育成を目指した同コースでは、実践的な企画力やマネジメント力を磨くことを目的に、学生だけでイベント運営を行う「リアル・プロジェクト・マネジメント」という授業があります。同コースの教育プログラムとしても位置づけたことで、学生視点のキャリア教育イベント「大しごとーく」が実現しました。企画を任された学生たちは教員の助言を受けながら企画書を作っては修正を繰り返し、内容のブラッシュアップを続けてきたそうです。「大しごとーく」は今回の経験を次の2年生に引き継ぎ、来年度も実施予定。来場した学生たちにとっても運営側の学生たちにとっても、将来の生き方・働き方のビジョンを思い描くことにつながるイベントとなりました。出展者と実行委員会全員でクラッカーを鳴らしクロージング!「しごとーくエリア」では膝を突き合わせて社会人と学生がトーク。学生はスーツ不要、求人活動禁止のルールのもと、社会のリアル、学生のリアルを語り合った信州大学独自の学びが企画の助けに(株)フォレストコーポレーション遠山 奈月さん長野県庁岩瀬明日香さん 中島仁さん信州の暮らしをデザインする公務員がカタイなんていつの話だ!
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