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15平成30年4月19日、信州大学はスリランカ・ケラニヤ大学との国際学術交流協定を締結し、調印式を行いました。調印式には、ケラニヤ大学からD.M.セマシンゲ学長ら4人が参加し、セマシンゲ学長と信州大学の濱田州博学長が協定書を取り交わしました。スリランカは経済成長が著しいことで大きな注目を集めている国で、ケラニヤ大学はスリランカの4大国立大学の一角を占める、人文学部や医学部などを持つ総合大学です。調印にあたって、セマシンゲ学長は、水環境マネジメントや繊維産業、財政などの各分野での信州大学との協力に期待感を示し、濱田学長は、COI事業で取り組んでいる水処理技術や、繊維分野などの信州大学の得意とする分野で協力ができればと応じました。今後は本協定に基づき、学生の交換留学や研究者の交流などを推進していきます。スリランカ・ケラニヤ大学との国際学術交流協定を締結平成30年5月21日、長峯誠財務大臣政務官が信州大学に来訪し、午前中に医学部附属病院を視察、午後には経法学部の学生との意見交換「車座ふるさとトーク」を実施しました。午前中に行われた医学部附属病院の視察では、今年4月から稼動している包括先進医療棟の医療設備を見学。長峯政務官は、濱田学長や本田病院長、病院スタッフの説明に耳を傾けていました。午後に行われた「車座ふるさとトーク」は、大臣や副大臣、政務官が各地へ赴き、少人数での車座の対話によって生の声を聴く政府の取組です。今回初めて、大学生のみを対象に行われました。参加したのは経法学部の授業科目「政策企画実習」を受講する3年生10名。「政策企画実習」ではスポーツ振興政策をテーマに、政策アイデアの企画立案などに取り組んでいます。今回はその授業の一コマを利用し、日本の財政の現状について意見交換を行いました。意見交換では学生から「消費税増税が経済弱者へ及ぼす影響」や「高齢者世代と現役・若者世代の財政に関する意識の違い」、「社会保障制度の持続性や個人負担の方法」、「AI開発に関する国際競争」など、財政再建や社会保障、国政全般について意見が出され、長峯政務官が一つ一つ回答しました。長峯政務官は回答の中で「これからの社会では課題解決能力がとても重要となる。自ら課題を設定し解決することを学べるこの実習のような機会を大切に、しっかり信州大学で学んでほしい。」と学生たちにエールを送りました。また、意見交換後には「学生たちから問題意識を持った、しっかりとした自分の意見をもらうことができて心強い。若者がネットワークを作って、更に大きな声を上げてもらえると、その声がもっと届くようになって政治も変わっていくのではないか。」と感想と期待を述べていました。長峯財務大臣政務官が医学部附属病院を視察、「車座ふるさとトーク」で経法学部生と意見交換関係者による記念撮影(左から、アマンダ助教、チャンドラ先端研究協議会議長、ラトナーヤカ人文学部長、セマシンゲ ケラニヤ大学長、濱田信州大学長、田中副学長、ウィララツゥナ ケラニヤ大学同窓会理事、山沖経法学部長)車座ふるさとトーク終了後の記念写真。前列中央が長峯政務官。学生から日本の財政について質問・意見が出され、長峯政務官が答えました。「車座ふるさとトーク」会場。長峯政務官と経法学部の学生が文字通り車座で意見交換。

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