医学科研究紹介_2017-2018
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28骨、軟骨、脊椎、筋腱、神経疾患の病態解明と新規治療法の開発研究・診療内容の概要基礎研究・信州大学バイオメディカルセンター:  カーボンナノチューブの生体材料応用を中心に  10人以上で多角的に行っています。・信州大医学部内基礎医学教室と共同研究 (骨軟骨、筋腱、神経) ・信州大学繊維学部と共同研究 (脊椎生体力学)・運動機能学教室内の各研究グループによる独自の研究臨床研究・おぶせスタディ(地域住民コホート研究)高齢者の運動器検診・上肢、下肢、脊椎、骨軟部腫瘍、骨粗鬆症における病態解明と治療効果の  研究・運動器の疾患・障害で悩んでいる方に、新規治療法を提供します。・超高齢化社会の日本、世界を前進させます。・運動器障害を有する小児に明るい未来を示します。・スポーツ、運動を通じて国民に高いQOLを提供します。【教授名】 加藤博之【疾患班名】 1.上肢班  2.下肢班  3.脊椎班  4.腫瘍班 5.関節リウマチ・骨粗しょう症班・それぞれのグループの紹介を見てください。・ 査読有の英文論文数は2010年以降、コンスタントに年間20編以上で、近年は30編以上の論文が生まれています。運動機能学(整形外科)小さくともキラリと光るオリジナリティ溢れる研究の推進hp://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/medicine/chair/i-seikei/default.html051015202530354020091011121314151617躍進する英語論文数創造性豊かな「Academic surgeon」として世界に羽ばたこう!乳腺内分泌・呼吸器外科部門(チーフ:教授 伊藤研一)外科学第二外科は手術により患者さんの病に治すことができるとても魅力的な診療科です。その中で乳腺内分泌・呼吸器外科部門は、乳癌、肺癌、甲状腺癌など、主に腫瘍の外科診療を行っています。当科では患者さんの身体の負担の少ない内視鏡手術が積極的に行われており、ロボット支援下での手術も行われています。また、腫瘍を科学的に考え治療を遂行できる「Academic surgeon」を育成すべく、腫瘍の基礎医学的な研究にも力を入れています。臨床および研究の成果を信州から世界に向けて発信し、地域では専門性の高い外科医療を提供できるように、教室員一同努力しています。・甲状腺癌、乳癌、肺癌の発癌や悪性度の伸展の機序の解析・肺癌、乳癌に抗癌剤が効かなくなる機序(抗癌剤耐性)の解析目指すべきもの・日本で罹患率の高い乳癌、肺癌、甲状腺癌に立ち向かう専門性の高い腫瘍外科医。・基礎研究を通し、その成果の理解のもとに診療や臨床研究を行うことができる 「Academic surgeon」。手術を最大の武器に患者さんの病に挑んでいく外科医はやりがいに満ちあふれています。若い時期に研究にも取り組み、臨床で経験される疑問や問題点に立ち向かう意識を常に持ち、創造性豊かな「Academic surgeon」として信州はもちろん、世界に羽ばたきましょう。主な研究テーマ研究から広がる未来卒業後の未来像【上】胸腔鏡手術 胸腔内【下】呼吸器外科 ロボット手術【上】乳腺内分泌外科手術【下】教室内での研究の様子【上】乳癌術前マンモグラフィ(矢印)【下】肺癌術前CT(矢印)【上】肺癌組織での転写因子YB-1の発現【下】乳癌細胞での様々な蛋白発現の変化⬅⬅

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