医学科研究紹介_2017-2018
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27心臓血管外科・呼吸器外科・乳腺内分泌外科のスペシャリストへ!研究・診療内容の概要外科学第二は、外科学講座の中で乳腺内分泌外科、呼吸器外科、心臓血管外科部門を担当しております。平成26年11月からは心臓血管外科部門に岡田健次教授が、乳腺内分泌・呼吸器外科部門に伊藤研一教授が着任され、2部門で連携し、臨床をはじめ、研究、教育に活発に活動しています。【教授名】 心臓血管部門        岡田健次 乳腺内分泌・呼吸器外科部門 伊藤研一【部門名】 1.心臓血管外科部門 2.乳腺内分泌・呼吸器外科部門外科学第二岡田健次教授外科学第二 スタッフ集合写真ひとりひとりの患者さんに最先端で最適な医療の提供をめざして心臓血管外科部門(チーフ:教授 岡田健次)外科学第二当科では、心臓疾患から大動脈疾患、静脈やリンパ管をも含めた末梢血管疾患に至るまで、体内の循環臓器全般を対象とした外科治療を行っています。特に重篤な全身合併症をお持ちの患者さん、超高齢者の患者さん、複合病変をお持ちの患者さんなどに対する集学的治療においては、大学病院という利点を活かし循環器内科をはじめとした各診療科との連携のもと、患者さんの長期予後まで配慮したより安全で確実な手術を目指して診療を行っています。・iPS細胞を用いた心筋再生・胸腹部大動脈手術における合併症の予防法の開発・ 組換えビフィズス菌を用いる疾患部選択的な新規虚血性疾患治療薬の開発研究・心臓移植後拒絶反応の病態解明と治療法の開発今日乗り越えられないため禁忌とされていたことが、ひとつのブレークスルー(壁を打ち破る事柄)により明日には適応となることがあります。臨床に役立つブレークスルー研究を行い世界に情報を発信することが我々の夢でもあります。当科では、優れた臨床医の育成を目標として、卒後臨床研修において、科全体で力を注いでいます。より多くの手術ができる専門医となり、世界に情報を発信できる医師を育てます。主な研究テーマ研究から広がる未来卒業後の未来像心臓手術の様子患者さんの長期予後まで配慮したより安全で確実な手術を目指すiPS細胞を用いた心筋再生Shiba, et al. Nature 2016; ⦆538: 388-391.より引用改変伊藤研一教授血管新生因子を発現・分泌する組換えビフィズス菌製剤を用いた新薬を創出・開発している

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