2018環境報告書
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51環境報告書2018表紙イラスト等募集にご応募いただきありがとうございました。惜しくも表紙イラストには採用されませんでしたが、佳作作品をここで紹介させていただきます。日本の国立大学法人として初めて環境マネジメントシステム国際規格ISO14001の認証取得をされた貴学は、私ども岩手大学を含む多くの大学のモデルとなりました。キャンパスが大変広い範囲に分布しているにもかかわらず、順次、認証取得・拡大をされた貴学の全学的な取組、ご努力に敬意を表します。また、15年間にわたる活動により培われた豊かな経験を自立化、すなわち独自の環境マネジメントシステムの構築に向けてステップアップされたことについても、今後に期待させていただいているところです。国内外で開催される環境関係の大会では、先導的な取組を展開される貴学の関係者と全国の関係大学の教職員、学生が交流させていただいております。昨年2017 年9月に岩手大学で開催した「環境マネジメント全国学生大会」に、貴学の学生も参加されました。先進的な学生の取組をご紹介いただいたとともに、お互い情報交換させていただきました。以降、本報告書を拝読させていただいた際の意見を少し述べさせていただきます。環境マインドを備えた学生さんたちを海外研修(ハワイ)にお連れになったという取組に、特に目を引かれました。今後も学生さんたちの環境配慮活動に国際性が生まれることを強く希望します。環境配慮活動における学生さんたちの取組については、各キャンパスの環境学生委員会による活動を中心に大変分かりやすく報告書に記載されています。その一方で、教職員について、特定の部局や組織の活動の記載はありますが、大学全体の取組に関する記載を追記されると尚よろしいかと思います。資源の投入(input)及び外部への排出状況(output)のデータ解析、貴学が掲げる「地球温暖化防止実行計画(第2期)」における温室効果ガスの原単位排出量削減、エネルギー起源CO2排出量や大変参考になる「環境会計」コスト集計に関して、経年推移が分かるようにしていただくとよろしいかと思います。多くの参考になる取組を展開されていることに変わりはありません。今後も環境マネジメントのフロントランナーとして、日本の多くの大学を引っ張っていっていただくことを祈念致します。岩手大学理事(総務・企画・評価担当)・副学長 環境マネジメント推進室長        小 川   智  佳作作品 中村 友音さん(教育学部2年)応募作品紹介第三者からのご意見

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